フランクリン・テンプルトン、新たな暗号資産インデックスETFの立ち上げを米SECに承認求める

フランクリン・テンプルトンが暗号資産インデックスETFの承認求める

米資産運用会社フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ(Franklin Templeton Investments)は、新たな暗号資産インデックス上場投資信託(ETF)を立ち上げるための規制当局の承認を求めている。同社が2月6日に発表した。同社は、米大統領選でのドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の勝利を受け、暗号資産ブームの波に乗ることを期待している。

トランプ氏は選挙戦の中で、デジタル資産の支持と米国を「地球上の暗号資産の中心地」にすると約束し、ビットコインの国家備蓄を積み上げる考えを示した。

証券取引委員会(SEC)は、投資家保護の懸念を理由に、ビットコインへの投資を行うETFを長年阻止しようとしていた。しかし昨年、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のETFを承認した。それ以降、これらの商品により、機関投資家を含むより多くの投資家がBTCおよびETHへのエクスポージャーを得ることが可能となった。

複数の企業が、ソラナ(Solana)やXRPなど、他の暗号資産を対象としたETFの承認を求めて申請しているが、現時点ではまだ承認待ちの状態である。

フランクリン・テンプルトンは「本ファンドは現在、BTCおよびETH以外のデジタル資産を保有できない。BTCおよびETH以外のデジタル資産が将来的に原資産指数に追加されるかどうかは不明である」と6日に規制当局への提出書類で述べた。

これにより、他の暗号資産ETFがSECの承認を得た場合、フランクリンは今回申請したETFを修正する余地がある。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Franklin Templeton seeks SEC approval to launch new crypto index ETF
(Reporting by Jaiveer Singh Shekhawat in Bengaluru; Editing by Maju Samuel)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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