台湾、銀行によるステーブルコイン発行認める草案公表か=報道

草案を6月に公表

台湾の金融監督管理委員会(FSC)が、暗号資産(仮想通貨)サービスプロバイダー(VASP)に関する法律の草案を6月に公表予定であると、現地紙「経済日報」が1月22日に報じた。

報道によれば、草案では銀行によるステーブルコイン発行を認める提案が盛り込まれる予定とのこと。

 FSCの彭金隆(Peng Jinlong)委員長は、この法案が可決されれば、台湾の投資家が暗号資産市場に参加しやすくなると述べている。

香港金融管理局(HKMA)銀行担当長官の莊琇媛(Zhuang Xiuyuan)氏は、台湾で発行されるすべてのステーブルコインはFSCの承認が必要になると伝えている。同氏は、発行者がステーブルコインの裏付けを自己証明する現在のシステムとは異なり、新体制では規制当局が発行者の資格を付与するとしている。

FSC委員長の彭金隆(Peng Jinlung)氏は、ステーブルコインは中央銀行と共同で管理すると伝えている。

なお昨年11月には、台湾FSCが2025年1月施行予定の規制の一環として、暗号資産の上場及び記録管理に関する新たな基準を導入すると報じられていた。

その報道によればFSCはVASPに対し、2025年1月に施行予定の新たな規則に従って、コンプライアンス登録を完了することを義務付けるとのことだった。

参考:報道
画像:PIXTA

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