トランプ大統領、CFTC委員長代行にキャロライン・ファム指名=ブルームバーグ

CFTC委員長代理にキャロライン・ファム氏を指名

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は、共和党のキャロライン・ファム(Caroline Pham)商品先物取引委員会(CFTC)委員を同委員会の委員長代行に指名した。ブルームバーグが事情に詳しい関係者による情報として1月20日に報じた。

関係者によると、5人の委員で構成される委員会がファム氏の昇格を可決したという。

ファム氏は、ジョー・バイデン(Joe Biden)前大統領が指名した共和党の委員の1人。CFTCではデジタル資産に関する複数の主導権を握り、ガバナンスやリスクに関する提言を行うデジタル資産市場小委員会を創設し、デジタル資産の規制枠組みを提案するなど、多くのイニシアティブを主導してきた。

ファム氏は声明にて、「私は、この新しい立場において、経済成長と米国の競争力を支える健全な市場の促進というCFTCの使命に焦点を当て、すべての利害関係者と協力することを楽しみにしている」と述べている。

今回の動きは、1月20日付けで退任した前CFTC委員長のロスティン・ベナム(Rostin Behnam)氏の後任としてファム氏が昇格した形となった。

CFTC以外の主要機関のトップも、トランプ政権の発足に伴い退任している。

米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長も1月20日に退任した。

ちなみにSECの代理委員長には共和党員でSEC委員のマーク・ウエダ(Mark Toshiro Uyeda)氏が指名された。

また1月6日には、連邦準備制度理事会(FRB)のマイケル・バー(Michael Barr)監督担当副議長が退任する意向を表明した。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Trump picks Caroline Pham to serve as acting CFTC chair, Bloomberg News reports
(Reporting by Gnaneshwar Rajan in Bengaluru; Editing by Lisa Shumaker)
参考:ブルームバーグ
翻訳:あたらしい経済編集部
画像:Reuters

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した