トランプ次期米大統領が公式ミームコイン「TRUMP」発行、メラニア夫人の「MELANIA」も

トランプ公式ミームコイン「TRUMP」発行

日本時間1月18日正午頃、米次期大統領ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は、自身の名を冠した「公式」ミームコイン「OFFICIAL TRUMP:オフィシャルトランプ(TRUMP)」の発行を発表。このコインは、週末の暗号資産(仮想通貨)市場を大きく賑やかせた。

トランプ氏の公式Xより発表されたこのミームコインは、当初は同氏のアカウントがハッキングを受けて告知されたものであるとの疑惑が出たが、その疑惑は晴れ、発行当日夜には数セントから始まったその価格は20ドルを超えた。

そして翌19日夜に「TRUMP」の価格は、最高値の76.96ドルを記録。時価総額は約117億ドルを超え、暗号資産の時価総額ランキングで第21位、ミームコインの時価総額ランキングではペペコイン(PEPE)を抜き、ドージコイン(DOGE)とシバイヌ(SHIB)に次ぐ、第3位となった。

メラニア夫人のミームコインも登場

「TRUMP」が最高値を記録した翌日29日6:00頃、「TRUMP」に続き、メラニア夫人のミームコイン「Melania Meme:メラニアミーム(MELANIA)」の発行開始が発表された。

最高値を更新したのち下落傾向にあった「TRUMP」は20日朝には約75ドルまで価格を戻したが、「MELANIA」の影響により価格は暴落。「MELANIA」ローンチから1時間弱で約40ドルまで約47%下落した。

「MELANIA」は公開後4時間で13.16ドルまで上昇し、その後6ドルまで下落。15:40頃に最高値となる13.84ドルをつけ、記事執筆時点(1.20 19:00)で10.28ドルとなっている。 一方で「TRUMP」は、14:00頃に64.46ドルまで価格を戻し、現在は50ドル台を推移している。

SOLも需要増で最高値更新

なお「TRUMP」および「MELANIA」はソラナ(Solana)ブロックチェーン上で発行されている。

そのため取引に必要となるガス代(トランザクション手数料)となるSOLの需要が高まり、その影響でSOLについても史上最高値となる293.31ドルを1月19日に記録している。 

画像:Reuters・iStock-Pict-Rider

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