AI関係の利用なら版権フリー、ガンマミィ発表
BlendAIが、AI関係の利用なら版権フリーのキャラクター提供を行うアルファパラダイスプロジェクトの第二弾として、キャラクター「ガンマミィ」を9月16日発表した。BlendAIは、AIの力で創作の可能性を広げることを目的としている国内スタートアップ企業。これまでブロックチェーン関連の事業も実施してきた小宮自由氏が代表を務め、東工大発ベンチャー第173号に認定されている。
「ガンマミィ」も今年1月に発表された同プロジェクト第一弾の「デルタもん」と同様、AIを利用すれば二次利用・二次創作を自由に行うことができる。「ガンマミィ」も人間の手で一から創作されており、制作過程にAI は一切使われていない。キャラクターデザインは、あるふぁ@氏が手掛ける。
なおBlendAI は、今回の発表に合わせて「ガンマミィ」がAI領域において自由に使えることを示すためのNFTを9月20日発行している。
ガンマミィのアナログ原画を公式絵師のあるふぁさん( @Ankoanankoko )に描いていただきました!
— BlendAI (@BlendAIjp) September 20, 2024
ガンマミィも完全手描きで生み出されており、AI生成ではありません。
デルタもん同様NFTも発行しました。公式が利用規約に従って皆様に二次創作を許諾した証明となります。https://t.co/PHcLVhP1CT pic.twitter.com/dlSt4V4Ni1
「アルファパラダイスプロジェクト」はギリシャ文字の24文字をモチーフにしたキャラクターシリーズで、今回発表された「ガンマミィ」に続き、今後随時新キャラクターを発表していくとのこと。またそれぞれのイラストの詳細設定、3Dモデル、LoRAモデルなど、幅広い商用版権フリー素材も提供していく予定とのことだ。
3Dモデル・ボイス制作クラファンの事前登録開始
また同社は「ガンマミィ」の3Dモデル・ボイス制作のクラウドファンディングの事前登録を開始を9月21日には発表している。音声は声優の清水詩音氏が担当する。この取り組みで製作された 3Dモデル・ボイスは、BlendAI のサービス「CotoVerse」に活用される予定だ。
「CotoVerse」はAIキャラクターと会話できるアプリ。「AIチャットモード」でAIキャラクターとの会話が可能で、さらに同アプリの「スピーチモード」では音声合成の読み上げが可能となる。読み上げの際には3Dキャラクターにモーションも付加でき、YouTubeの解説動画作成などが可能とのこと。
参考:ガンマミィ発表 / クラウドファンディング / デルタもん / あるふぁ@氏
画像:iStock/bnewsAbdenour-A