ベリロンスワップがパーペチュアル取引の提供開始、オーダリーネットワークと提携で

ベリロンスワップがパーペチュアル取引提供開始

Orderly Network(オーダリーネットワーク)が、DEX(分散型取引所)VeryLongSwap(ベリーロングスワップ)との戦略的提携を8月23日発表した。

これによりVeryLongSwapは、Orderly Network上で先物取引にレバレッジをかけて行えるPERP(パーペチュアル)機能をリリース。Polygon(ポリゴン)、Arbitrum(アービトラム)、Optimism(オプティミズム/OPメインネット)、Base(ベース)、Ethereum(イーサリアム)、Mantle(マントル)の6つのチェーンのサポートを開始した。

このPERP機能によりVeryLongSwapのトレーダーは、共有オーダーブックにアクセスし、すべての取引をOrderly Chain(オーダリーチェーン)で決済可能になった。

発表によると今後は、USD/JPY FXといったパーペチュアル契約の資産ペアの上場や、日本初のEVM互換ブロックチェーンJapan Open Chain(ジャパンオープンチェーン)との統合も計画しているとのことだ。

Orderly Network は、DeFi(分散型金融)開発者向けの分散型オーダーブックプロトコル。複数のチェーンからの注文を1つの統合されたオーダーブックに集約する、オムニチェーン取引のソリューションを提供している。

またVeryLongSwapは、その名の通り、日本のNFTプロジェクト「VeryLongAnimals(通称:ベリロン)」をコンセプトにしたDEXだ。Ethereumのレイヤー2ネットワークAstar zkEVMのネイティブDEXとして今年3月にローンチしていた。

なおAstar zkEVMは、ソニーグループとStartale Labs(スターテイルラボ)による合弁会社(ジョイントベンチャー)Sony Block Solutions Labs(ソニーブロックソリューションラボ)開発のブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」へ移行する予定となっている。

参考:オーダリーネットワーク
画像:iStocks/Aleksei_Derin

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した