メタプラネットがビットコイン追加購入、合計保有数161.2677BTCに

メタプラネットがビットコイン追加購入

東証スタンダード上場企業のメタプラネットが、同社として3度目となるビットコインの追加購入完了を7月1日発表した。

同社は先月6月24日に新たに10億円相当のビットコインを追加購入することを発表しており、今回予告通りに追加購入が行われた。なお購入には10億円のうち2億円が利用された。

発表によるとメタプラネットが追加購入したビットコインは20.195BTC。1BTCあたりの購入価格は9,903,441円とのこと。

これにより同社のビットコイン合計保有数は161.2677BTCとなった。購入総額は16億5,000万円で1BTCあたり10,231,438円で購入したとのことだ。

なお記事執筆時点で1BTCの価格は、¥10,104,198.32円となっている(2024.7.1 20:00コインマーケットキャップ調べ)。

メタプラネットは4月8日、資金管理戦略の一環として、ビットコイン(BTC)を購入する方針を発表。新株予約権の行使により調達する約9.35億円の資金ほとんどをBTCの購入に充て、保管する予定だとしていた。

そして4月22日には予告通りに10億円分のビットコインの購入が実施されていた。

なお同社がBTCを自己資産に組み入れることを決定したのは、「インフレヘッジ、同通貨がマクロ経済回復から受ける恩恵、そして長期的な資本価値向上の基盤としての可能性を多面的に理解したため」であると発表されている。

またBTCについては「ビットコインはボラティリティが高い通貨との側面がありますが、長期的に見た場合には価値が恒常的に上昇しており、長期保有に適していると考えております」とも同社は伝えている。

その他にも同社は、今回のBTCへのエクスポージャーシフトについて、「新たな戦略的投資家の出資によって後押しされ、強化されていく」と述べている。

そしてメタプラネットは6月25日、ビットコイン関連の100%子会社「Metaplanet Capital Limited」の設立予定を発表している。なお新会社の事業内容は「主に、ビットコインの保有・管理、ビットコインに関連する運用など」である。

※2024.7.22 ビットコインの購入額に誤りがありましたので、タイトルおよび本文を修正しました。

関連ニュース

参考:メタプラネット
image:iStocks/VPanteon

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した