コロプラ「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」のIEO、購入申込の金額333億円・人数7.94万人を記録

BRILの購入申込金額が333億円に

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック提供の「Coincheck IEO」にて購入申し込みが受付された「ブリリアンクリプトトークン(BRIL:ブリル)」において、申し込み金額が333億円、申し込み人数が7.94万人となったことが6月11日発表された。

コインチェックによるとこの数字は、これまでに「Coincheck IEO」で実施したIEO案件で、最高の申し込み金額および最多の申し込み人数となったとのこと。

ただしこれについては速報値であり、販売結果の確報値は確定次第改めてアナウンスされるとのことだ。

「BRIL」のIEOは5月27日から購入申し込みを開始。申し込み総額が受付開始から13分で調達目標金額となる15億1200万円を突破したことが発表されていた。

購入申し込みは6月10日に終了し、現在は抽選を行っている。6月17日にはコインチェックの取引所および販売所で「BRIL」の取扱が開始される予定だ。

ブリリアンクリプトおよびBRILとは

「BRIL」発行元のブリリアンクリプトは、大手ゲーム企業コロプラの100%子会社で、ブロックチェーン技術を活用したGameFi(ゲーム×金融)事業を行う企業。今回のIEOは、上場企業100%子会社による初の事例になる。

また国内IEO事例において「BRIL」は6例目。また「Coincheck IEO」としては3例目のIEOとなる。

なおIEOとは、企業等のブロックチェーンプロジェクト発行のトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。

「BRIL」は、日本発のブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)」内で使用できるもの。Polygon(ポリゴン)ブロックチェーン上で発行されるトークンとのこと。なお同ゲームは、6月17日にリリースが決定したという。

「Brilliantcrypto」はプレーヤーがゲーム内の鉱山をつるはしで掘ることで宝石や暗号資産を獲得できるシステムだ。同ゲームにおいてつるはしや宝石はNFTとなっており、プレイヤーは「BRIL」を使うことでゲーム内で使う「つるはしNFT」の購入や強化、耐久力の回復などができるという。また同トークンはゲームを始めるためや、プレイをより効率的にするためにも使用できるとのことだ。

ちなみにコインチェックでは「BRIL」のIEOと同時に、「Coincheck INO」において「Brilliantcrypto」のプレイに必要な「つるはしNFT」のINOを実施する。

現在「つるはしNFT」の先着購入枠の申し込みは終了しているが、IEOの購入申し込み者全員に、6月12日20:00開始の「つるはしNFT」先着購入枠保有者向け販売に参加できる先着購入枠が付与されているとのことだ。

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参考:コインチェック
images:iStocks/Priyanka-Naskar

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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