L1ブロックチェーン「Saga」メインネット立ち上げ、独自トークン「SAGA」エアドロップへ

Sagaがメインネット立ち上げ

独自L1ブロックチェーン開発用プロトコル 「サーガ(Saga)」が、メインネットのローンチ及び独自トークン「SAGA」のエアドロップ予定を4月9日発表した。

「サーガ」はスマートコントラクトのデプロイと同じくらい簡単に、開発者がチェーンレット(Chainlet)と呼ばれる独自ブロックチェーンを自動的に立ち上げられるプロトコル。同プロトコルのテストネットが昨年10月にローンチされて以降、200以上のチェーンレットが立ち上げれているという。

なお「サーガ」にはチェーンレットの他に、開発者がチェーンレットを起動し維持する場所であるプラットフォームチェーンと、「サーガ」のセキュリティ及びSAGA発行元であるセキュリティチェーンがあり、全部で3つの要素で構成されている。

そして今回ローンチされたメインネットは6段階に分割されており、今回はその第1段階目としてセキュリティチェーンの立ち上げに取り組むとのこと。

なお第1段階におけるチェーンレットとプラットフォームチェーンは「財団(サーガの財団と思われる)」のバリデータによって運用され、セキュリティチェーンについては外部の分散型バリデータによって運用されるとのこと。

ちなみにチェーンレット・プラットフォームチェーン・セキュリティチェーンは、コスモス(Cosmos)が提供するアプリケーション固有のブロックチェーンの作成をサポートするツール「コスモスSDK(Cosomos SDK)」を使用して作成されているという。

またメインネット立ち上げに伴い、「サーガ」では数か月以内にSAGAのエアドロップを実施予定とのこと。

なお同トークンは今月5日0:00(UTC)から4日間にわたって、大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)提供の「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」にて取り扱われている。「バイナンスローンチプール」では、SAGA総供給量1,000,000,000SAGAのうち4.5%となる45,000,000SAGAが報酬対象となった。

なおSAGAは、「サーガ」のネットワークガバナンスとして機能する他、ネットワーク手数料やステーキングに活用できるとのこと。

関連ニュース

参考:SAGA1SAGA2
images:iStocks/RAPEEPON-BOONSONGSUWAN・dalebor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

カルシ、米国向けにセイネイティブの「SEI」と「USDC」入出金に対応

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)で、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のネイティブトークンSEIおよび同ネットワーク上の米ドル建てステーブルコインUSDCの入出金が可能になり、同資産を用いたイベント契約取引の資金移動ができるようになった。Xより12月3日に発表されている

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した