ブラックロックの現物ビットコインETF「IBIT」、2日連続で13億ドル超えの取引高を記録

現物BTC ETFの総出来高も流入増加傾向

ブラックロックの現物ビットコインETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust:IBIT)」が、2月27日の取引高で13億ドル超を記録した。ブルームバーグのアナリストであるエリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏がXにて報告している。

バルチュナス氏によれば「IBIT」は27日、13億5700万ドル(約2043億円)の取引高を記録し、前日26日の約13億ドル(約1958億円)の記録を更新したとのこと。

ナスダックのデータによると、シェアボリュームは4200万株超で、この数字は1月の取引開始以来、平均の約2.6倍となる数字である。

またビットメックスリサーチ(BitMex Research)によると「IBIT」の26日の出来高は、ファンドへの純流入が約5億2,000万ドル(約783億円)であった。なおグレースケール(Grayscale)の「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」の流出は約2240万ドル(約34億円)とわずかであったことを見ても流入の多さが見て取れる。

ちなみにフィデリティの「フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)」は約2億4,300万ドル(約366億円)の流入、アークと21シェアーズの「アーク21シェアーズ・ビットコインETF(ARKB)」が1億3,000万ドル(約196億円)の流入で2位となっている。IBITは1億1100万ドル(約167億円)の流入で3位につけている。

関連ニュース

参考:ナスダック
images:Reuters

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【1/17話題】トランプ新政権が暗号資産を国家優先事項に、ヴィタリックがSoneiumの対応に好意的意見など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Napier Labs、利回りトークン化プロトコル「Napier Finance v2」の追加情報を公開

大手DeFi(分散型金融)プロトコル「カーブファイナンス(Curve Finace)」の創業者らが出資するなどで注目を集めるDeFiプロジェクト「ネイピアファイナンス(Napier Finance)」の主要開発元「ネイピアラボ(Napier Labs)」が、新プロトコル「ネイピアファイナンスv2(Napier Finance v2)」についてのブログを1月15日に公開した

ソラナDEX「Jupiter」の「JUP」トークンが2回目のエアドロへ、割当チェッカー公開

分散型取引所(DEX)「ジュピター(Jupiter)」の独自トークン「JUP」が、2回目のエアドロップ(無償配布)で合計7億JUP(約900億円)配布される。またエアドロップ割り当て数を確認できるチェッカー機能が公開された。「ジュピター」の公式Xアカウントで1月16日発表されている

マレーシア、暗号資産・ブロックチェーンの法律導入を検討

マレーシアのアンワル・イブラヒム(Anwar bin Ibrahim)首相が、アブダビ政府および大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)と会談し、マレーシアにおいて暗号資産やブロックチェーン技術に関する法律の導入を検討していると現地メディア「ニュー・ストレーツ・タイムズ (New Straits Times)」が1月14日報じた