メタマスクの「セキュリティアラート」、ポリゴンやアバランチ、BNBチェーンなどでも利用可能に

セキュリティアラートが複数のネットワークに対応

web3ウォレットのメタマスク(MetaMask)に導入されている暗号資産(仮想通貨)保護機能「セキュリティアラート(Security Alerts)」が、イーサリアム(Ethereum)の他に複数のネットワークで利用可能になったことが2月20日発表された。

「セキュリティアラート」が利用可能になったブロックチェーンは、リネア(Linea)、BNBチェーン(BNB chain)、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、アバランチ(Avalanche)とのこと。

同機能はブラウザ拡張機能版およびモバイルアプリ版のメタマスクに対応しているが、今回追加された複数ネットワークの利用はブラウザ拡張機能版のみに対応している。なおモバイルアプリ版に関しても今後すぐに対応するようだ。

「セキュリティアラート」は、メタマスクとweb3セキュリティ企業ブロックエイド(Blockaid)との提携のもと開発され、昨年10月よりメタマスクに導入されている。

同機能では、詐欺やフィッシング、ハッキングからユーザーを保護する為に、悪意のあるトランザクションが発生するのを未然に阻止することが可能となっている。トランザクションが不正であると疑われる場合にメタマスクにて警告される。

また今回の発表によると昨年12月以降「セキュリティアラート」を利用しているユーザーは、100%ハッキングから保護されており、最大115 万ドル(約1.7億円)相当の資産の盗難を防げてるとのことだ。

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参考:メタマスク
images:iStocks/StationaryTraveller・iam2mai

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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