シフトベース、web3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN」提供終了へ

web3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN」提供終了へ

国内web3スタートアップshiftbase(シフトベース)主催のweb3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN(アンチェーン)」が、1月31日をもってサービス提供終了となる。同コミュニティの公式Xアカウントより1月11日発表された。

「UNCHAIN」は、スマートコントラクト開発やdAppsの構築など、プロジェクト開発を通してweb3を学び、実践経験を積みながらアイデアを形にする力を身につけるエンジニアのためのコミュニティ。昨年9月時点では、1,500名以上のUNCHAINメンバーがコミュニティで技術を学んでいたという。

なお同サービスはローンチ以降、教育コンテンツやサービスを充実化させ、現在はイーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、ソラナ(Solana)、ニア(NEAR)、アバランチ(Avalanche)、アスターネットワーク(Astar Network)、インターネットコンピューター(ICP)、XRPレジャー(XRP Ledger)合計8つのパブリックチェーンに関する学習コンテンツを提供している。

発表によるとこれら学習コンテンツはサービス提供終了後も全てオープンソースのまま、引き続き利用可能とのこと。

またDiscordサーバーについても引き続きアクセスできるという。ただし、2月以降はshiftbaseによるDiscordの公式サポートは停止するとのことだ。

「UNCHAIN」では、結果だけでなくプロセスも評価するweb3開発者支援「進捗2Earn」を昨年1月にスタート。今年10月1日に同プログラムで提出・発展したプロジェクトの進捗を総括する会「進捗2Earn Final Demo Day」を実施していた。

なお今回の発表では、shiftbaseの今後の事業予定等については触れられていなかった。

関連ニュース

images:iStocks/berya113・Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した