バイナンスラボ、オンチェーン情報追跡「Arkham」のARKMへ投資

バイナンスラボがARKMへ投資

バイナンスラボ(Binance Labs)が、オンチェーン情報を追跡する為のインテリジェンス・プラットフォーム「アーカム(Arkham)」が発行する暗号資産ARKMへ投資したことを11月15日発表した。

なおバイナンスラボによるARKMへの投資額については明かされていない。

ARKMは今年7月に、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)提供のIEOプラットフォーム「バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)」にてトークンセールが行われていた。トークンセール時のARKMの配分量は、総供給量1,000,000,000ARKMのうち50,000,000ARKMとなっており、ARKMの一般販売価格については、1ARKMあたり0.05USDで販売された。

アーカム(Arkham)とは

アーカムは、オンチェーン情報を追跡する為のインテリジェンス・プラットフォーム。アーカムが独自に構築したデータベースインフラにより、ウォレットアドレスではなくエンティティ(組織名など)ベースで検索できる為、誰でも簡単にオンチェーンデータの分析や可視化が可能となっている。

今年7月には暗号資産ウォレットの所有者に関するデータ取引マーケットプレイス「アーカムインテルエクスチェンジ(Arkham Intel Exchange)」のローンチを発表。また同プラットフォームの初期ユーザーに報酬として、ARKMのエアドロップを同月18日に実施も発表している。

バイナンスラボによる過去の投資先について

バイナンスラボは、バイナンスのベンチャーキャピタルおよびインキュベーション部門だ。同部門は過去複数にわたり様々な企業への戦略的投資を行っている。

今年8月には「zkWASM」提供のデルフィナスラボ(Delphinus Lab)及び、分散型金融(DeFi)プロトコルのカーブファイナンス(Curve Finance)が発行するCRV(Curve DAO Token)に投資している。

また昨年にはDeFiプロジェクトの「アンビット・ファイナンス(Ambit Finance)」や韓国ゲーム企業プラネタリウム(PLANETARIUM)制作のブロックチェーンゲーム「ナインクロニクルズ(Nine Chronicles)」、分散型取引所(DEX)のパンケーキスワップ(PancakeSwap)、ハードウェアウォレット開発企業「エヌグレイブ(NGRAVE)」へ出資している。

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参考:バイナンス
images:iStocks/Abscent84・BadBrother

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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