「Coincheck INO」第1号案件、チューリンガムとドリコムの『Eternal Crypt – Wizardry BC -』に決定

「Coincheck INO」の第1号案件が決定

国内で暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するコインチェックが、「Coincheck INO」の提供開始を8月23日発表した。また同サービスの第1号案件としてブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt – Wizardry BC -』にて使用できるNFTコレクションを取り扱うとのこと。なお初回販売は8月30日を予定しているとのことだ。

「Coincheck INO」は、初めて販売されるNFTコレクションを販売元がコインチェックのNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」において販売するサービスだ。なおINOはInitial NFT Offeringの略称である。

また『Eternal Crypt – Wizardry BC -』は、ドリコムが同社保有の「Wizardry(ウィザードリィ)」IPを提供し、チューリンガムと共同で開発中のブロックチェーンゲームだ。同ゲームは、シンプルで手軽に遊べるクリッカーゲームとRPGの戦略的なプレイスタイルを掛け合わせたゲームシステムが特徴とのこと。

今回「Coincheck INO」において販売が予定されているのは、『Eternal Crypt – Wizardry BC -』のリリースに先立って販売されるユーティリティNFTとなる「Adventurer Genesis Collection」。同NFTの保有者は、同ゲームの先行リリース版のプレイが可能になるとともに、ゲームトークンであるBlood Crystal(BCトークン)をトークン発行に先行して獲得できるとのこと。

なお発表によるとBCトークンは、ゲーム内アイテムの購入や強化などに使用できるゲームトークンだという。このトークンは、今後ゲーム内およびゲーム関連での拡張を予定すると共に、同ゲームのメディアミックス展開においても随時ユーティリティを検討していく予定とのことだ。

「Adventurer Genesis Collection」販売スケジュール及び販売概要

「Coincheck INO」における「Adventurer Genesis Collection」の販売は、AL(アローリスト)を用いた販売方法になるとのこと。購入希望者はALに申込み、申込者の中から抽選でALの当選者を決定する形式をとる。当選者はALの保有により、販売期間中のNFT購入権利を有することになる。ただし購入は先着順となる。

ALの申込み期間は8月30日12:00〜9月4日20:00までとのこと。ALの申し込みは1人5個までの制限があるという。またAL申し込みは「Coincheck NFT」の公式サイトから実施できるとのこと。なお「Coincheck NFT」へのアクセスは、暗号資産取引所のコインチェックの口座を開設する必要がある。

ALの抽選結果の通知については9月5日15:00頃が予定されており、NFTの販売開始は翌6日20:00からとなる。販売終了については8日20:00とのことだ。

なお今回の「Coincheck INO」での「Adventurer Genesis Collection」の販売は、最大発行個数10,000個のうち100個が取り扱われるとのこと。

イーサリアムのETH建てでの販売となっており、販売予定価格は0.2ETH~0.27ETHとのこと。最終的な販売価格は販売元であるが決定するという。なお「Coincheck INO」限定で20%の割引価格にて販売されるとのことだ。

ちなみに販売元は、チューリンガムより「Adventurer Genesis Collection」の販売業務を委託されたクシムインサイトが担当するとのこと。

なお今回のNFT販売終了後は、一定期間、購入NFTの出庫が制限されるとのこと。制限期間中は「Coincheck NFT」および他マーケットプレイスで出品・販売はできないとのこと。制限を解除する場合はコインチェックのSNS等にて告知されるとのこと。

コインチェックでは昨年11月、GameFi(ゲーミファイ)領域のプロジェクトにおいて、IEOおよびNFTの一次販売を検討中の企業に対し、パートナー事業者の募集開始を行っていた。

関連ニュース

参考:コインチェックチューリンガム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/zirconicusso

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる