SBI VCトレードのステーキングサービスにコスモス(ATOM)追加

SBIVCトレードがステーキングサービスにATOM追加

国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレード提供のステーキングサービスに、コスモス(ATOM)が7月3日より追加された。同取引所が同日発表した。

これにより同取引所のステーキングサービス取扱銘柄は、国内最多の8銘柄となった。

なおSBI VCトレード提供のステーキングサービスは、同取引所においてサポート銘柄を保有する全ユーザーが対象となっており、利用には別途申し込みなどは不要だ。対象暗号資産を保有しているだけで、収益(ステーキング報酬)が得られるようになっている。

ATOMステーキング報酬については現時点で年率17.0%~22.0%(※同社手数料控除前)程度を見込んでいるとのこと。報酬付与については0.000001ATOM単位で翌月15日までに実施される。手数料は配分ステーキング報酬の25%になるという。なお注意点としては、SBI VCトレードで提供されているレンディング(貸しコイン)サービスに貸し出している暗号資産についてはステーキングの対象外となるとのことだ。

SBI VCトレード提供のステーキングサービスはATOMの他に、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、ポルカドット(DOT)、テゾス(XTZ)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、オアシス(OAS)に対応している。

ステーキングとは

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のこと。

暗号資産取引所が一般ユーザー向けに提供するステーキングサービスでは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たないユーザーでも、少額でステーキング報酬が得られる仕組みになっている。

なおステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックチェーンのブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

参考:SBI VCトレード
デザイン:一本寿和
images:iStoks/Lidiia-Moor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道