Web3 Foundation Grants Wave2に日本のZerochainとPlasmが選出、バイナンスが先物取引所発表、ネスレがOpenSCがBCでのトレーサビリティプログラム発表などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

Web3 Foundationが公式支援プログラム「Web3 Foundation Grants Wave2」の採択企業発表、日本から「Zerochain」と「Plasm」も選出

・Web3 Foundationが公式ブログで、新たな公式支援プログラムへの採用企業(Grants)10社を発表した

・今回は10社のうち2社が日本の企業でLayer Xが開発している「Zerochain」とStaked(ステーク)株式会社が開発している「Plasm」が採択された

・今回でWeb3 FoundationからGrantsを受けた日本企業はSoramitsuを加えて3社となる

・ブログによると、Grantsを受賞した多くの企業が新しいSubstrateモジュールを開発している企業である

・Web3 Foudationは「受賞企業が新たなモジュールを開発し、Parachainの発展に貢献してくれることに期待している」とブログで書いている。Parachainとは、Polkadotネットワークを構成する並列化されたチェーンで、開発者はParachainの中でSubstrate CoreとSubstrate Runtime Module Libraryを駆使して、自分たちの用途にあったブロックチェーンを開発できる設計となっている

バイナンスが先物取引所の計画を発表

・バイナンス(Binance)のCEOであるジャオ・チャンポン氏(CZ)台湾で開催中の「Asia Blockchain Summit 2019」で先物取引所の計画を発表した

・レバレッジは最大20倍を予定しているとのこと。なお開始時期についてCZは「すぐに立ち上げる」とコメントしている

Binance.USのCEOとして、Ripple社の元役員キャサリン氏が就任

・バイナンス公式ブログによると、BAM Trading Services(BAM)が運営するBinance USのCEOに元Ripple社の役員でXRP機関流動性部門の責任者を務めていたキャサリン・コレイ(Catherine Coley)が就任、合わせてBAMのCEOにも就任したことが明らかになった

・キャサリンはブログで「北米の人々に向けて、BAMとBinance USのサービスを提供できることを誇りに思います。しかし両社のCEOに就任したことは、これからの長い道のりの始まりに過ぎません。私はここで米国でブロックチェーンエコシステムの可能性を広げるために働いていけることをを非常に楽しみにしています。」と語っている

・さらにBinance CEOのジャオ・チャンポン氏(CZ)はブログ内で「ColeyのリーダーシップとBinanceの優れたテクノロジプラットフォームであるBinance.USは、米国のコミュニティに貴重なサービスを提供できると確信しています。」と語っている

ネスレがOpenSCと提携しブロックチェーンを活用したトレーサビリティプログラムを発表

・ネスレがブロックチェーン・プラットフォームであるOpenSCと提携し、新たにブロックチェーンを活用したトレーサビリティプログラムを発表した

・ネスレはIBMFood Trustに参加をしているが、今回独自のプラットフォームを開発した

・また大手食品メーカーとしては、パブリックチェーンを使った食品トレーサビリティプラットフォームの開発は初となる

ビットフライヤーが新規口座開設の受付再開

・仮想通貨交換所「bitFlyer」が新規口座開設の受付を7月3日より再開することを発表

・2018年6月22日に金融庁より業務改善命令を受け、既存ユーザーの本人確認状況の再点検と内部管理体制の強化のために自主的に新規ユーザーの受け入れを一時停止していた

・現在は同社のトップページで新規口座開設の申し込みを口座未開設の日本国内在住者を対象に受付をしている

・申込者によっては口座開設完了まで通常よりも手続きに日数がかかる場合があるとのこと

Tokyo XR Startupsが「TXS第6期インキュベーションプログラム」と「MCH+アクセラレータープログラム」のエントリー受付を開始

・Tokyo XR Startups株式会社が「TXS第6期インキュベーションプログラム」と「MCH+アクセラレータープログラム」のエントリー受付を開始したことを発表

・TXS第6期インキュベーションプログラムはXR(AR、VR、MR等)及びブロックチェーン領域のスタートアップを対象としたインキュベーションプログラムで、最終選考を通過したチーム(5チーム選出予定)には、TXS 及びTXSインキュベーションプログラムの運営を担当するブレイクポイント株式会社から1社あたり 500万円~1,500万円程度の出資を行い、TXSメインプログラムとして2019年12月〜2020年3月までの間、プロダクトやサービスの開発を行ってもらうとのこと(応募締切は 2019年9月30日)

・MCH+アクセラレータープログラムはTokyo XR Startups株式会社とdouble jump.tokyo株式会社が連携して実施する、ブロックチェーンゲーム開発に取り組む個人、企業を支援するプログラム。このプログラムはブロックチェーンの開発を目指すチーム(15のジャンル毎に1チーム程度)に対し、MCH+からブロックチェーンゲームを開発・運営するために必要な開発支援・エコシステム構築支援・ファイナンス支援・人材育成支援が提供される

・応募は随時行われており、支援期間はゲームリリースまでの約6ヶ月間及びリリース後数ヶ月間の支援を予定し、優秀なプログラムに対しては、開発資金として、NFT への投資(最大500ETH)やエクイティファイナンス(提携先VCと協力して実施)を実施するとのこと

 TXS 公式サイト( http://tokyoxrstartups.com
 MCH+アクセラレータープログラム(https://www.mch.plus/

 

※詳しくはニュース解説は以下のラジオでお楽しみください

ラジオ再生は以下から(再生ボタンを押して10秒程度お待ちください)

Apple Podcastで聴く

Apple の Podcastでも配信しております。以下から購読いただくことで、お気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Apple Podcastを聴く

https://itunes.apple.com/jp/podcast/id1418374342?mt=2

Android スマートフォンで聴く

Android スマートフォンでもGoogle PlayよりPodcastアプリをインストールいただくことでお気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Android スマートフォン Podcastを聴く

(images:iStock / artsstock,liuzishan)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【5/1話題】バイナンス前CEOに4カ月の実刑判決、カシオが記念NFTに「Astar zkEVM」採用など

バイナンス前CEOに4カ月の実刑判決=報道、カシオ、時計事業の50周年記念NFTに「Astar zkEVM」採用、コインベース、ビットコインの「ライトニングネットワーク」導入、東京都、デジタル証券(セキュリティトークン)市場拡大促進事業の募集開始、米司法省、ビットコイン初期投資家ロジャー・バーを脱税等の罪で刑事告発、テザー社がBCI企業Blackrock Neurotechに2億ドル投資、大株主に