アスリート特化のビジネス教育機関「Athletes Business United」、FiNANCiEでトークン発行

ABUがFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、「Athletes Business United:ABU(アスリートビジネスユナイテッド)」のトークン新規発行および販売開始を2月1日に発表した。

「ABU」は、2020年に設立されたアスリートに特化したビジネス教育機関だ。元プロ野球選手やJリーガーなどのプロアスリート、マイナー競技のアスリート、パラアスリートなどがビジネスを学び、就職や起業、就農、指導者といった「次の一歩=ネクストキャリア」を模索している。

今回「ABU」では「FiNANCiE」のトークン発行と共創型コミュニティを活用して、「ABU」で学ぶアスリート達と共に事業を興したり、定期的なイベント開催をコミュニティメンバーと共に創っていく予定とのこと。

なおトークン販売によるファンディングで集まった支援金は、「FiNANCiE」コミュニティでの第1弾プロジェクトであるアスリート専用コスメ開発プロジェクトに利用するとのこと。そしてトークンホルダーとコアメンバー(アスリート)が共同で商品を作っていく予定だという。なお後続プロジェクトとしてはアパレル、サプリ開発、農業の6次産業化プロジェクトがあがっている。

トークン購入者は特典として、コミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや、保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのこと。

なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「ABUトークン」として販売されるとのこと。

「ABUトークン」の初回販売は、2月1日11:00から開始しており3月15日20:00まで実施される予定だ。

また「ABUトークン」の販売メニューは、コースによって獲得できるトークン数や特典が異なり、10,000ptから1,000,000ptまで全18種類の支援コースが用意されている。

購入者には購入pt分のトークン付与に加え、前述した「トークン保有者限定コミュニティへの参加」、「投票企画・抽選応募への参加権」や、他にも「元サッカー日本代表石川直宏氏と30分間のZOOM対談」、「アスリート受講生の講演(30分)」、「技術指導を受けられる権利(1時間)」、「元フジテレビアナウンサー田中大貴と30分間のZOOM対談」、「元Jリーガー馬場賢治が立ち上げたブランド(MIND PLUS)長袖ポロシャツ」、「ラジオスポンサー枠」などが付与される。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、「アスリートビジネスユナイテッド」代表取締役 中田仁之氏より以下のコメントを得た。

『競技を終えたアスリートが、その後の人生の目標を失い道に迷っている、いわゆる「アスリートのセカンドキャリア」という社会課題に対して、ABUはビジネス教育という切り口で解決を目指している日本初のアスリートのためのビジネススクールです。このトークンコミュニティではABUで学ぶアスリートと皆さんと一緒に、ブランド名を考えたり新規事業を作るなど様々な共創体験を計画しています。アスリートのネクストキャリアのために、ぜひご参加いただき一緒に盛り上げてくださいませ』

関連ニュース

搭乗型ロボットコミュニティ「ROBOT PILOT PROJECT」、FiNANCiEでトークン発行

web3×伝統工芸、トークンで取り組む日本文化の継承とブランド創出(月刊フィナンシェ12/1月合併号)

女子バレー「カノアラウレアーズ福岡」、FiNANCiEでトークン発行

アビスパ福岡が日本初スポーツDAO、FiNANCiE発行のアビスパトークン活用で

FiNANCiEが今冬にコインチェックでIEO、フィナンシェトークン(FNCT)販売へ

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道