AirParkの「ドローンジャパンプロジェクト」、FiNANCiEでトークン発行

ドローンジャパンプロジェクトがFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、ドローン関連企業AirPark(エアパーク)発足の「ドローンジャパンプロジェクト」始動と、同プロジェクトのトークン新規発行および販売開始を12月19日に発表した。

AirParkは大阪を拠点にドローンに関連したサービスを提供する企業。ドローンの資格講習や許可申請の他、空撮、点検・調査、農薬散布による農業事業、イベントなどを手掛けている。

今回始動した「ドローンジャパンプロジェクト」は、エンタメ・産業・防災など、様々な分野で活躍する「ドローン」について、みんなで考え、楽しみながら「ボーダレスなドローン文化」の創出を目指すプロジェクトとのこと。

同プロジェクトはトークン発行およびトークン保有者が参加できる「FiNANCiE」内のコミュニティを活用し、一般社団法人日本ドローン協会をはじめとする関連団体のバックアップのもと、スポーツ・エンタメ業界でのさらなる認知拡大、ドローンパイロットの地位向上に向けた取り組みや育成プログラム、農業や製造業といった産業分野や、災害大国日本におけるさらなる活用提案など行っていくとのこと。

なお同プロジェクトは、Air Park代表で、東日本大震災でのボランティア活動をきっかけにドローンを活用した災害支援や防災活動に取り組む武岡禄基氏が発起人となっている。

トークン販売によるファンディングで集まった支援金は、プロジェクトの運営に使用される。またトークン購入者は特典として、コミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのこと。

なお現在発表されている企画案として、「ユニフォーム制作会議」や「ドローン開発会議」、「ドローンサッカー」がある。

「ドローンジャパンプロジェクト」のトークン初回販売は、12月19日11:00から開始しており2月28日20:00まで実施される予定だ。

なお「ドローンジャパンプロジェクト」のトークン販売メニューはエントリーコース5,000pt、ベーシックコース10,000pt、体験コース100,000pt、パイロットコース300,000pt、シルバースポンサーコース300,000pt、ゴールドスポンサーコース500,000pt、プラチナスポンサーコース1,000,000pt(限定数量3口)、マイドローンコース5,000,000pt(限定数量1口)の計8点が用意されている。

購入者には購入pt分のトークンが付与される他、前述した「トークン保有者限定コミュニティへの参加」、「投票企画・抽選応募への参加権」や、「特別映像コンテンツ視聴権」、「ドローン空撮代行」、「資格取得コース受講権」、「スポンサー枠にお名前掲載」、そしてNFTとなる「DJP発足記念コレクション」などが付与される。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、Air Park代表の武岡禄基(タケオカ ロクキ)氏より以下のコメントを得た。

「ドローンの未来は希望に満ち溢れるもの。アニメで見た空飛ぶ車が活躍する日がやってきました。ですが、世界に比べ大きく日本は出遅れています。沢山のハードルを越えなければなりませんが、決められた不自由の中でどう表現しクリエイトできるのか……。それはまさに、当プロジェクトは一人でできるものではないという事です。多くの方の支えがあってこそ羽ばたけるものなのです。日本の未来の為に、一緒に創造してくれる仲間を募集しております」

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images:iStocks/Vladyslav-Severyn

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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