機関投資家向け仮想通貨取引PF「LGO Markets」3月11日取引開始、クリプタクトが仮想通貨オプション販売子会社「Protoption」設立などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

LGOグループの機関投資家向け仮想通貨取引プラットフォーム「LGO Markets」が3月11日に取引開始

・LGPグループの「LGO Markets」が機関投資家を対象としたビットコインの現物取引サービスの口座開設を3月4日に開始し、来週3月11日に取引の提供することを発表

・「LGO Markets」は、機関投資家のリスクを排除し、透明性のあるようなプラットホームの設計している

・このプラットフォームは非管理型で、クライアントは資産を保有しながら取引を行うことが可能。各顧客の資産は他の顧客の資産から分離されて管理される。一方仮想通貨と法定通貨のやりとりは銀行と提携して「LGO Markets」が行う

・取引では秘密鍵の管理をマルチシグの仕組みを活用し、1つ目の秘密鍵を機関投資家、2つ目の鍵をLGO Markets、3つ目をサードパーティの決済会社が保有する仕組み

・さらにプラットホームのデータ改ざんによる市場操作を防ぐためブロックチェーン技術を利用している。注文はタイムスタンプ付きでブロックチェーンに記録されマッチングエンジンに送られ、注文と取引履歴が作成される。このプロトコルでは市場参加者の匿名性を維持しながら、取引プロセスの透明性を保証する

・また取引に株式などと同様の約定・清算・決済の取引プロセスがそれぞれ別々の機関によって処理される。金融機関と同じプロセスを採用することで、仮想通貨取引に他の金融商品と同等のセキュリティと信頼性をもたらす

・既に10の機関投資家が登録を完了し、56の機関がオンボーディング・プロセスを段階だと発表されている

サークルがシードインベストの買収を完了、FINRA(金融取引業規制機構)の承認を得て

・昨年10月にサークル(Circle)はシードインベスト(SeedInvest)の買収を発表していた。しかし、10月にはFINRA(金融取引業規制機構)の承認が降りてなかった。ようやく3月4日にFINRAから買収承認が降り、SeedInvestの買収が完了した

・SeedInvestはこれまでに220社以上のプロジェクトの株式での資金調達をサポートしてきた。今回の、買収によってCircleにはSeedInvestの300名ほどのメンバーが加わる。リリースでは、Circleはこの買収によって、仮想通貨によるトークン化や資金調達をより加速化していきたいと発表している

・Circleのビジョンである、グローバルでオープンで包括的なファイナンス市場の牽引に一歩近づいていくのではないだろうか

クリプタクトがスマートコントラクトを活用した仮想通貨のオプション販売子会社「Protoption」を設立

・クリプタクトは投資家にとって暗号資産保有の課題である価格変動リスクへの回避手段の提供を目指し、暗号通貨のオプション販売の実証実験を開始する

・事業概要としては、スマートコントラクトを活用して暗号資産のオプションを組成・販売。オプションの購入者は、満期日における原資産の価格によって、清算金を受け取ることが可能に。購入者の最大損失は、オプションの購入価格のみであるため非常に限定的となる

トロンとテザーが戦略的パートナーシップ提携を発表

・トロンが「USDT」を発行するテザーと戦略的パートナーシップを提携したと発表

・6月までにトロンのネットワークを使ってステーブルコイン「USDT」を発行する方針

・TRC20ベースの「USDT」発行により、DAppsを含むトロンの既存のプロトコルと相互運用が可能になる

※詳しくいニュース解説は以下のラジオでお楽しみください

ラジオ再生は以下から(再生ボタンを押して10秒程度お待ちください)

Apple Podcastでも配信

Apple の Podcastでも配信しております。以下から購読いただくことで、お気軽にニュースをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Podcastを聴く

https://itunes.apple.com/jp/podcast/id1418374342?mt=2

images:iStock /artsstock

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

リップル共同創設者、ハリス副大統領の支援団体に15億円相当のXRP寄付 

米リップル(Ripple)社の共同創設者のクリス・ラーセン(Chris Larsen)氏が、米大統領選の民主党候補カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領を支援する政治活動委員会「フューチャーフォワード(Future Forward)」に、暗号資産(仮想通貨)XRPで新たに1,000万ドル(約15億円)を寄付したとXにて10月22日発表した

【10/21話題】米SECがNYSEとCboeにビットコイン現物ETFのオプション上場を承認、コインブックがNIDT保有者にGET配布へなど(音声ニュース)

ビットコイン現物ETFのオプション、米SECがNYSEとCboeでの上場承認、コインブック、「Nippon Idol Token(NIDT)」保有者に「Global Entertainment Token(GET)」エアドロへ、シンガポールDBS銀行、機関投資家向けに「DBSトークンサービス」導入、ヴィタリックがイーサリアムのスケーリング戦略「ザ・サージ」発表、L1とL2の協力で100,000TPS目指す、DeFiプロトコル「Solv Protocol」が「SolvBTC[.]JUP」提供へ、Jupiterと統合で、イーサリアムOS開発の「ethOS」、dAppストア搭載のweb3スマホ「dGEN1」の事前注文開始、米決済Stripeがステーブルコイン決済「Bridge」を10億ドルで買収か=報道、欧州中央銀行、「ビットコインは早期保有者が富を得て、後発や非保有者は損をするゼロサムゲーム」と指摘