ブロックチェーン分析ツールDune AnalyticsがシリーズAで約9億円資金調達

Dune AnalyticsがシリーズAで約9億円資金調達

ノルウェーのブロックチェーン分析ツール提供のドゥーン・アナリティクス(Dune Analytics)がシリーズAラウンドで約9億円(800万ドル)の資金調達を行なったことを8月12日に発表した。

シリーズAラウンドはUnion Square Venturesが主導し、新たにRedpoint Ventures、既存投資家のDragonfly CapitalおよびMulticoin Capitalが参加した。

調達した資金は、チームメンバーの拡大、新しいデータプラットフォームを立ち上げ、より多くのブロックチェーンをサポートするために利用していくとのことだ。

ドゥーン・アナリティクスはパブリックブロックチェーンに関して「ブロックチェーンのデータは理論上は公開されていますが、実際にデータを抽出、分析、消化することは非常に困難」だとし、「Dune Analyticsでは、オープンコラボレーションとフリーアクセスを核としたコミュニティファーストのデータツールを構築しています。そうすることで、新しい金融システムにおいて、理論上の可能性ではなく、リアルな透明性を実現しています」とブログにて説明している。

今後もドゥーン・アナリティクスは、自社のサービスを展開して、既存金融のPDFベースの四半期報告書をリアルタイムのダッシュボードに置き換え、財務報告の透明性を提供し続けていきたいとのことだ。

参考:Dune Analytics
images:iStocks/urzine・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
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