グレイスケールが大手銀行BNYメロンと提携、ビットコインETFの準備開始

グレイスケールが大手銀行BNYメロンと提携、ビットコインETFの準備開始

デジタル資産運用企業グレイスケール・インベストメント(Grayscale Investments)が主力プロダクトのグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)のアセット・サービス・プロバイダーとして、米大手銀行のバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNY Mellon:BNYメロン)社を選定し、契約締結したことを7月13日に発表した。

また両者の契約締結により、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンは2021年10月1日より、グレースケール・ビットコイン・トラストにファンドの会計および管理のサービスを提供することとなる。さらにバンク・オブ・ニューヨーク・メロンは、グレースケール・ビットコイン・トラストがETFに移行する際の代理人およびETFサービス提供する準備段階に入ったとのことだ。

グレースケール・インベストメントのCEOであるマイケル・ソネンシャイン(Michael Sonnenshein)氏は「BNYメロンとの提携は、グレースケール・ビットコイン・トラストのETF化に向けた取り組みの一環として重要なマイルストーンです。

BNYメロンは信頼できるプロバイダーとして長年の評価を得ており、成長するデジタル通貨資産クラスへのサービスを専門に行う最初のチームの1つを設立しました。

BNYメロンがGrayscaleのクラス最高のサービスプロバイダーのグループに加わり、シームレスで業界最高の投資体験の提供に貢献してくれることを嬉しく思います」とコメントしている。

BNYメロンのアセット・サービシングCEO兼デジタル部門長のローマン・リーゲルマン(Roman Regelman)氏は「世界最大のデジタル通貨資産運用会社に必要不可欠なファンド管理サービスを提供することは、BNYメロンが信頼と革新の交差点に立っていることを証明しています。

これは、急速に成長している当社のデジタル資産機能と、顧客の選択をすべての中心に据えるという広範な戦略にとって、重要なマイルストーンです」とコメントしている。

参考:グレイスケール・インベストメント
デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis・LongQuattro

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる