ブロックファイ、BTCリワード機能付きVisaカード提供開始

ブロックファイ、BTCリワード機能付きVisaカード提供開始

米暗号資産(仮想通貨)貸付サービス企業ブロック・ファイ(BlockFi)がビットコインリワード機能付きのVisaクレジットカードの提供開始を7月6日発表した。

ブロック・ファイが米国にて提供開始した「BlockFi Rewards Visa® Signature Card」は、昨年12月より事前登録の受付を開始しており、今年春に提供する予定であった。今回ベータテストが成功したことから米国のウェイティングリスト登録者に順次カードの提供を開始しているという。なおリリースによるとウェイティングリストには40万人近くが集まったとのことだ。

この「BlockFi Rewards Visa® Signature Card」を利用することで、カードの会員は買い物のたびに利用額の1.5%のビットコイン還元を受けられる。利用開始直後の90日間については3.5%の還元率となるようだ。さらに年間50,000ドル以上の利用をすることで、還元率は2%になるとのこと。なおビットコインのリワードはカード会員のブロック・ファイのアカウント(BlockFi Interest Account:BIA)に振り込まれる。

また今回の発表では新たに「ステーブルコインボーナス」「取引ボーナス」「友達紹介ボーナス」の特典の提供が明らかになった。

「ステーブルコインボーナス」では、BIAにGUSD、PAX、USDCなどのステーブルコインを保有し貸付を行っているカード会員は、元々のAPY(年利)に加えて最大2%のAPYが加算されるとのこと。カード入会初年度については日々のステーブルコイン残高に基づいて最大200ドルが加算され、ビットコインにて支払いが行われるとのこと。

また「取引ボーナス」では、ブロック・ファイにて対象となる暗号資産を取引したカード会員に対し、その取引量の0.25%がビットコインで還元され、毎月最大500ドルのビットコインを得られるとのことだ。

「友達紹介ボーナス」では、友人を紹介したカード会員は4名までの紹介で40ドル相当のビットコイン、5名以上からは最大50ドル相当のビットコインを獲得できる。なお紹介できる人数と獲得できるビットコインの額には制限がないとのことだ。

なお「BlockFi Rewards Visa® Signature Card」は年会費を設けていない。

関連ニュース

米暗号資産貸付サービス企業ブロック・ファイ(BlockFi)がビットコインリワード機能付きのVisaクレジットカードの登録受付開始 

参考:ブロック・ファイ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Smederevac・inkoly

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した