日米韓が北朝鮮の暗号資産窃取・ITワーカー問題で連携強化

KelpDAOやDriftのtの窃取事案にも言及

日本・米国・韓国の3カ国が、北朝鮮によるサイバー脅威への対応をめぐり、外交当局間の連携をさらに強化することで一致した。外務省が、6月25日から26日にかけて米ワシントンD.C.で「第5回北朝鮮サイバー脅威に関する日米韓外交当局間作業部会」が開催されたと6月27日に発表した。

同作業部会は日米韓3カ国の共同議長の下で開催され、日本側からは三宅史人外務省サイバー政策担当大使兼総合外交政策局審議官が共同議長を務めた。会合には日米韓の外交・安全保障・捜査当局など幅広い関係省庁が参加した。

3カ国は、北朝鮮による不法な大量破壊兵器・弾道ミサイル計画の資金源となっている暗号資産の窃取や、北朝鮮IT労働者(ITワーカー)による活動を含む悪意あるサイバー活動について、深刻な懸念を改めて表明した。

また米国務省の発表によると今回の協議では、ケルプダオ(KelpDAO)への約2.9億ドル規模のハッキングや、ドリフト・プロトコル(Drift Protocol)への約2.85億ドル規模のハッキングなどの事案にも言及されたという。さらに、AI機能を利用する北朝鮮IT労働者によるリスクが高まっていることについても議論された。

米国務省によると、3カ国は暗号資産窃取への対応に加え、資金洗浄(マネーロンダリング)や北朝鮮IT労働者の不正活動についても協力を強化する方針を確認。行動志向の議論を通じ、具体的な取り組みを推進していく姿勢を示した。

また、国連安全保障理事会決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、サイバー分野を含めて引き続き緊密に連携していくことも再確認された。

北朝鮮による暗号資産関連のサイバー犯罪への対応は日米韓3カ国の重要な協力分野の一つとなっており、今回の作業部会でも継続的な連携強化が確認された格好だ。

参考:外務省
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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