MapleとKrakenが暗号資産担保ローン向けオンチェーン型融資枠を組成
オンチェーン資産運用会社メイプルファイナンス(Maple Finance、以下メイプル)と米暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、暗号資産担保ローン向け「オンチェーン型ウェアハウスファシリティ(融資枠)」の組成完了を6月25日に発表した。
今回のファシリティは、伝統金融で自動車ローンや住宅ローン、消費者信用などの融資債権を一時的に保有・積み上げる資金調達手法「ウェアハウスファイナンス」のモデルを、デジタル資産担保ローンに応用するものだという。
同ファシリティはUSDC建てで、クラーケンのOTCレンディングプログラムに資金を供給するとのこと。メイプルは、倒産隔離を目的に設計された専用の特別目的事業体(SPV)を通じてシニア融資を提供し、同OTCレンディングの顧客が暗号資産を売却せずに資金調達を可能にするという。また、クラーケンの関連会社はオリジネーター、売り手、サービサーを務め、取引上のインセンティブを一致させるため、資本構成上のポジションを保持するとのことだ。
またメイプル上の貸し手は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)担保に裏付けられた、シニアかつ過剰担保型の利回り機会へアクセスできる。担保残高やローンのパフォーマンスは、オンチェーンでリアルタイムに確認可能とのこと。
同ファシリティの基礎担保は、クラーケン関連会社で、米ワイオミング州認可の特別目的預金機関(SPDI)かつ規制対象の適格カストディアン(保管機関)であるクラーケンファイナンシャル(Kraken Financial)が保管する。なお同ファシリティの管理代理人は、独立SPV管理者のザリア(Zaria)が務めるという。
6月25日には、ペイワード(Payward)傘下のクラーケンが、DeFiレンディングプロトコル「アーベ(Aave)」に関連するアーベグループ(Aave Group)の普通株式15%相当の持分取得を協議していると暗号資産メディア「コインデスク(CoinDesk)」が報じた。同報道によると協議には、アーベのネイティブトークン「AAVE」を25万AAVE取得する案も含まれるという。
一方、アーベ創設者スタニ・クレチョフ(Stani Kulechov)氏は同日、この報道について「記事のフレーミングは正確ではない」とXで反論した。同氏は、アーベラボ(Aave Labs)が保有するAAVEの割当について、複数の市場参加者が長期的なパートナーシップを通じた取得を議論していると説明しつつ、AAVEを70%ディスカウントで売却することはないとの認識を示している。
Maple x @krakenfx
— Maple (@maplefinance) June 25, 2026
We’ve brought asset-backed finance onchain, closing an institutional-grade warehouse facility for Kraken.
The result: Kraken’s OTC clients access liquidity against their digital asset holdings, Maple’s lenders access senior overcollateralized credit… pic.twitter.com/ntCf2d9O1j
参考:発表
画像:PIXTA
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