暗号資産・ステーブルコインインフラ「ゼロハッシュ」の欧州法人、オランダ中銀からEMIライセンス取得

ZeroHashの欧州法人がEMIライセンス取得

暗号資産・ステーブルコイン・トークン化資産向けインフラ企業ゼロハッシュ(zerohash)の欧州子会社ゼロハッシュヨーロッパ(zerohash europe)が、オランダ中央銀行(DNB)から電子マネー機関(EMI)ライセンスを取得した。ゼロハッシュが5月18日に発表した。

今回のEMIライセンスにより、ゼロハッシュは銀行、証券・ブローカレッジ事業者、フィンテック企業、決済事業者、企業向けプラットフォームに対し、欧州経済領域(EEA)内でステーブルコインを活用した金融フローの支援体制を強化するとのこと。

ゼロハッシュヨーロッパは2025年10月29日、オランダ金融市場庁(AFM)からEU(欧州連合)の「暗号資産市場規制(MiCA/MiCAR:Markets in Crypto-Assets Regulation)」に基づく認可を取得した。なお同認可は11月2日に発表されている。同認可の下で欧州経済領域(EEA)全域において暗号資産・ステーブルコイン関連インフラサービスを提供してきた。

同社によるEMIライセンス取得は、欧州銀行監督機構(EBA)が2025年6月に公表したノーアクションレター、および2026年2月に公表したオピニオンを踏まえたものだという。

EBAによると、電子マネートークン(EMT)を伴う一定の暗号資産移転や保管・管理は、決済サービスに該当する場合がある。その場合、事業者はMiCAR上の認可に加え、EUの決済規制である第2次決済サービス指令(PSD2)に基づく認可などが必要になり得る。

コインデスク(CoinDesk)は5月19日、マスターカード(Mastercard)がステーブルコイン決済インフラ企業BVNKの買収合意後、ゼロハッシュへの投資計画を撤回したと関係者の話として報じた。

またフォーチュン(Fortune)は2025年10月29日、マスターカードがゼロハッシュ買収に向けて後期段階の交渉に入っていると報じていた。当時の交渉では買収額が、15億ドル(当時約2,286億円)から20億ドル(当時約3,049億円)と評価されていたと伝えた。

なおゼロハッシュは2025年9月23日、シリーズD2ラウンドで1億400万ドル(当時約153億円)の調達を発表した。

同ラウンドはインタラクティブブローカーズ(Interactive Brokers)が主導し、モルガン・スタンレーやソーファイ(SoFi)などの投資家が参加。この調達ラウンドによりゼロハッシュの企業評価額は10億ドル(当時約1,483億円)となり、ユニコーン企業となった。 

参考:ゼロハッシュ
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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