SGフォージのUSDCVがメタマスクに統合へ
ソシエテ・ジェネラル=フォージ(Societe Generale-FORGE:SGフォージ)が、同社発行の米ドル建てステーブルコイン「USDコインバーティブル(USD CoinVertible:USDCV)」をWeb3ウォレット「メタマスク(MetaMask)」に統合することを4月15日に発表した。これはメタマスクを開発するコンセンシス(Consensys)との提携により実現する。
SGフォージは、仏大手銀行ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)の子会社で、デジタル資産事業を担う企業だ。ステーブルコインの発行やトークン化金融の開発などを手がけている。
メタマスクは、暗号資産(仮想通貨)の管理や分散型金融(DeFi)アプリケーションとの接続に利用される、世界的に広く使われているセルフカストディ型ウォレットだ。今回の統合により、同ウォレットのユーザーは、SGフォージ発行のMiCA準拠のステーブルコインにウォレット内から直接アクセスし利用できるようになる。
SGフォージによると、USDCVは欧州の暗号資産規制「MiCA(Markets in Crypto-Assets)」に準拠したステーブルコインであり、メタマスク内の一部のステーブルコイン一覧に掲載される。これにより同ステーブルコインは、メタマスクのモバイルアプリおよびウェブ版の双方で表示・利用可能となるほか、ウォレット内での操作ができるようになる。
今回の統合により、メタマスクのユーザーはUSDCVを用いて、法定通貨とのオンランプおよびオフランプ、暗号資産の取引、DeFiプロトコルの利用などが可能になる。また、「ガスステーション(Gas Station)」機能を通じて、ブロックチェーントランザクションの手数料をUSDCVで支払うこともできるとのこと。これにより、ユーザーはネットワークごとに必要なトークンを別途保有せずとも、USDCVのみで取引を完結できるようになる。なおガスステーションとは、ブロックチェーンのガス代を、ETHなど各ネットワーク固有のトークンではなく、特定のステーブルコインなどで支払えるようにする仕組みを指す。
またメタマスク内における法定通貨からステーブルコインへの変換については、決済インフラ企業トランサク(Transak)が提供を担うという。
SGフォージは今回の取り組みについて、ブロックチェーン技術の利点と、欧州で発行される資産としての安全性およびコンプライアンスを組み合わせた金融システムの実現を目指すものと位置付けている。
また同社は、伝統金融および暗号資産エコシステムにまたがるブロックチェーンインフラへの統合を進めてきたとしており、今回の統合についても、規制準拠かつ安全な枠組みのもとでステーブルコインの普及を図る取り組みの一環と説明している。
📢We’re excited to announce a key milestone for us: the listing of the USD CoinVertible within the @MetaMask wallet on both mobile and web among a shortlist of stablecoins.
— Societe Generale Forge (@SG_Forge) April 16, 2026
For the first time, MetaMask’s millions of users can access a regulated stablecoin issued by the… pic.twitter.com/hdTCSZr1GA
参考:SGフォージ
画像:PIXTA