ジュピター、パラファイから35Mドルの戦略的投資を確保

パラファイ・キャピタルがJUPを市場価格で取得

ソラナ(Solana)上でDEX(分散型取引所)集約プロトコル等を提供する「ジュピター(Jupiter)」が、暗号資産(仮想通貨)分野の投資会社「パラファイ・キャピタル(ParaFi Capital)」から、3,500万ドル(約54.4億円)の戦略的投資を確保した。2月2日にジュピター公式Xで発表された。

ジュピターは、分散型取引におけるスワップルーティングを主軸に、無期限先物(パーペチュアル)やレンディング、ステーブルコインなどへ事業領域を拡張してきたプロジェクトだ。ソラナ上で高い取引量を処理する主要プロトコルの一つとして位置付けられている。

発表によると、今回のパラファイ・キャピタルとの取引はジュピターのネイティブトークン「JUP」を対象としたもので、トークンは市場価格で取得されたという。決済はジュピターが提供するステーブルコイン「JupUSD」で全額行われ、パラファイ・キャピタルは長期のトークンロックアップにコミットしたとしている。

ジュピターは今回の資金調達の目的について、オンチェーン金融インフラの開発および拡張の加速だと説明している。具体的なロックアップ期間や投資条件の詳細は明らかにされていない。

なおジュピターは2025年1月、プロトコル収益の50%を活用して「JUP」を買い戻す方針や、大規模なトークン焼却を行う計画を明らかにしている。これにより事業の成長に伴ってトークンの市場供給量が抑制される設計が採用された形だ。

ちなみに、オンチェーンデータサイト「トークン・ターミナル(Token Terminal)」によると、ジュピターは2025年を通じて高水準の手数料収入を計上している。2025年通年では合計約4億5,500万ドル(約707億円)の手数料収入を記録しており、流動性提供者への支払いなどを差し引いた粗利ベースでは約2億4,445万ドル(約380.9億円)となっている。

こうした実需に基づくJUPの需要増加と、プロトコル収益をトークン経済に接続する仕組みを背景に、パラファイ・キャピタルはJUPの長期的な資産的価値を評価し、今回の戦略的投資に踏み切った可能性がある。

参考:トークン・ターミナル
画像:iStocks/Maximusnd

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