ナイキ、NFTプロジェクト「アーティファクト(RTFKT)」を昨年12月売却か、買い手は不明=報道

NikeがRTFKTを売却

ナイキ(Nike)が、NFTプロジェクトを手掛ける子会社のアーティファクト(RTFKT)を昨年12月16日に売却した。メディア「オレゴンライブ(OregonLive)」が1月6日に報じた。売却額や買い手は公表されておらず、アーティファクトも声明を出していない。

ナイキは2024年12月2日、アーティファクトの事業終了を発表。事業終了の発表後もナイキは、「アーティファクトが触発した無数のクリエイターやプロジェクトを通じて、同ブランドの革新性は生き続けるだろう」と述べていた。

報道によると、ナイキは今回の売却について「同社とコミュニティにとって新たな章を始める」ものだと説明したという。またナイキは、「物理、デジタル、バーチャルの各環境で革新的な製品と体験を提供するための投資を継続する」ともコメントしたとのこと。

さらに1月6日の「ブルームバーグ(Bloomberg)」の報道では、ナイキの広報担当者の話として、アーティファクトが昨年12月17日に新オーナーへ移ったと伝えられている。

アーティファクトの事業終了が公表された後、2025年4月25日にはナイキが自社をテーマにしたNFTやその他の暗号資産を購入したユーザーらから提訴されていた。ユーザーらは、これらの資産を生み出した事業部門をナイキが突如閉鎖したことで、大きな損失を被ったと主張していた。

なお、アーティファクトは2020年にブノワ・パゴット(Benoit Pagotto)氏、クリス・リー(Chris Le)氏、スティーブン・ヴァシレフ(Steven Vasilev)氏の3名によって設立されたNFTファッションブランドだ。同ブランドは設立後、米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)などから資金調達を受け、2021年12月にナイキに買収された。

これまでアーティファクトは、ナイキとコラボレーションした複数のスニーカー関連アイテムをリリースしてきた。また、同プロジェクトで展開されたメタバースアバタープロジェクト「クローンX(Clone X)」には、現代美術作家の村上隆氏がアバターのデザインアーティストとして参画した。さらに2024年第1四半期には、新たなIPプロジェクト「プロジェクト・アニマス(Project Animus)」もローンチした。

参考:オレゴンライブブルームバーグ
画像:Reuters

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【1/9話題】Zcash開発全スタッフ退職で元CEOは新会社設立、コインチェックGが3iQを傘下へ、OPトークン買戻し提案など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

オプティミズム財団、スーパーチェーン収益の50%でOPトークン買い戻し提案

イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2開発スタックを提供する「オプティミズム(Optimism)」の支援団体であるオプティミズム財団(Optimism Foundation)が、「スーパーチェーン(Superchain)」の各チェーンから還元されるシーケンサー収益の50%を活用し、OPトークンの買い戻しを行う提案を1月8日に発表した