OSLグループがAva Labsと提携、トークン化RWA商品と決済ソリューションをアバランチで提供へ

OSLグループがAva Labsと提携

デジタル資産(暗号資産)分野に特化した香港上場のフィンテック企業OSLグループ(OSL Group)が、レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avalanche)」の開発を主導するアバラボ(Ava Labs)との提携を12月12日に発表した。

この提携によりOSLグループは、アバランチのブロックチェーン技術をインフラに統合し、世界の機関投資家および個人投資家向けに、より効率的かつ安全なトークン化RWA(現実資産)商品と決済ソリューションを提供するという。

発表によるとこの取り組みにより、アバランチエコシステムに1億ドル(約155億円)を超える流動性注入が見込まれているとのことだ。

今回の提携は、RWAおよび決済領域におけるプレゼンス拡大を目指すOSLグループにとって重要な戦略的ステップになると説明されている。

OSLグループの最高商務責任者(CCO)であるユージーン・チャン(Eugene Cheung)氏は「OSLは、オープンで包括的なデジタル資産エコシステムの構築に尽力しています。アバランチが持つ『1秒未満で完了する取引確定(ファイナリティ)』と『コスト効率の高さ』は、当社のRWA事業にとって理想的なインフラであり、現実資産のシームレスなトークン化を可能にします。さらに、この技術統合により、ネイティブ資産であるAVAXの即時決済がサポートされ、世界中のユーザーに安全かつ高速なクロスボーダー(国境間)の価値移転を提供できるようになります」と述べている。

アバランチを支援する非営利団体アバランチ財団(Avalanche Foundation)は12月10日、アブダビグローバルマーケット(ADGM)内で、アバランチDLT財団(Avalanche DLT Foundation)を正式に法人化したと発表している。アバランチDLT財団は中東・北アフリカ(MENA)におけるアバランチの主要な地域拠点になるとのことだ。

画像:iStocks/LuckyStep48

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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