Nonagon CapitalがINTMAXのブロック・ビルダー運用開始
東証グロース上場のホットリンクのグループ企業ノナゴン・キャピタル(Nonagon Capital)が、プライバシー重視のブロックチェーン・プロトコル「イントマックス(INTMAX)」のブロック・ビルダー(ノード)運用を開始したと12月11日に発表した。
ノナゴン・キャピタルは、米国サンフランシスコ・ベイエリア拠点のブロックチェーン領域に特化したグローバルなベンチャーファンド。
またイントマックスは、スイスに拠点を置くリョダンシステムズ(Ryodan Systems)が独自開発したプロトコル。イーサリアム(Ethereum)上で動作するステートレス型のゼロ知識ロールアップ技術を採用した、取引履歴や残高情報をチェーン上に保持せずに検証可能とする独自の構造を持つ。これにより処理能力の高さ・手数料の低さ・強固なプライバシー保護を同時に実現する。同プロトコルでは独自手法の「プライバシー・マイニング」により、ブロックチェーン・ネットワークを利用する人や企業のプライバシーを守る仕組みに個人が貢献し、それに対する報酬を受け取る仕組みを構築している。
今回ノナゴン・キャピタルがイントマックスのブロック・ビルダー運用を開始したのは、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンが普及した未来において重要視されるプライバシー分野においてイントマックスが先駆者的な存在であるからだという。また8月27日に発表されたリョダンシステムズによるぷらっとホームとスカパーJSTAとのイントマックスの実証開始も理由にあるとのことだ。
参考:ホットリンク
画像:iStocks/vectortatu