ルートストックラボ、機関投資家向け「ビットコインDeFiプログラム」開始=報道

Rootstock LabsがビットコインDeFiプログラム開始

ルートストックラボ(Rootstock Labs)が、機関投資家のビットコイン(Bitcoin)基盤のDeFi(分散型金融)アクセス拡大を目的とした新プログラム「ルートストック・インスティテューショナル(Rootstock Institutional)」を開始した。「ブロックワークス(Blockworks)」が10月14日に報じた。

ルートストックラボは、2018年に稼働開始したEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のビットコインサイドチェーン「ルートストック(Rootstock)」のコア開発企業だ。ルートストックは、ビットコインネットワーク上でスマートコントラクトを実行可能にし、DeFi機能などのdApps(分散型アプリケーション)を同ネットワークに導入するプロジェクト。今回の報道は、ルートストック公式Xからもブロックワークスの投稿を引用する形で紹介されている。

ルートストック・インスティテューショナルは2段階で展開されるという。第1段階では、レイヤーバンク(LayerBank)、ミダス(Midas)、ソルブ(Solv)といったルートストックのDeFiパートナーが同プログラムに統合され、機関投資家がオンチェーンの流動性と担保管理メカニズムにアクセス可能になるとのこと。

また、同プログラムにおける第2段階への移行は12月が予定されており、ビットコイン(BTC)建ておよびドル連動のリターンを目指すボールト戦略が導入される計画だという。ボールト戦略は、監査可能性を備え規制に準拠した形で提供される予定とのこと。

さらにルートストックラボは、2026年にかけてRWA(実物資産)、流動性メカニズム、構造化金融商品にまたがる6つの追加の運用戦略を段階的に展開する計画だ。

参考:ブロックワークス
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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