ビットバンクがSUI取り扱いへ
国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)が、暗号資産スイ(SUI)の取り扱い予定を8月8日に発表した。8月14日より取り扱い開始するとのこと。
予定通り上場すれば国内暗号資産取引所においてSUIの取扱事例は5例目となる。現在はビットトレード、ビットポイント、バイナンスジャパン、OKJにてSUIは取り扱われている。
発表によるとビットバンクでのSUI対応サービスは、取引所(板取引)・販売所・レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」・定期購入、入出金だ。上場時には信用取引についてはサービス提供対象外となるようだ。
現物取引所では、SUI/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.0001 SUI。指値の場合の最大注文数量は90,000 SUIで、成行は900 SUIとなっている。
販売所においては、同じくSUI/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.00000001 SUI、最大注文数量/取引単位は4,000 SUIとのことだ。
またレンディングサービスの新規募集開始はSUIの取扱開始日と同日114:00からを予定しているという。なおビットバンクの「暗号資産を貸して増やす」では、ビットバンクとユーザーが暗号資産の消費貸借契約を締結し、ユーザーが最大年率5%の暗号資産を1年後に受け取れるサービスだ。ちなみに年率は、募集月ごとに0.1%から5.0%までの範囲でビットバンクが決定するとのこと。
ビットバンクがSUIを予定通り取り扱い開始すれは、同取引所の対応暗号資産は合計44銘柄となる予定だ。
現在ビットバンクでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)、エンジンコイン(ENJ)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、ドージコイン(DOGE)、アスター(ASTR)、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)、アクシーインフィニティ(AXS)、ザ・サンドボックス(SAND)、エイプコイン(APE)、ガラ(GALA)、チリーズ(CHZ)、オアシス(OAS)、ディセントラランド(MANA)、ザ・グラフ(GRT)、ビルドアンドビルド(BNB)、アービトラム(ARB)、オプティミズム(OP)、ダイ(DAI)、クレイトン(KLAY)、イミュータブルエックス(IMX)、マスクネットワーク(MASK)、ソラナ(SOL)、サイバー(CYBER)、レンダー(RENDER)、トロン(TRX)、ライブピア(LPT)、コスモス(ATOM)の取引が行われている。
SUIの選定理由について
「あたらしい経済」編集部が、ビットバンク事業開発部担当者へスイ(SUI)を取り扱った理由について取材したところ、以下の回答が得られた。
スイ(SUI)は、高速な処理性能と高いスケーラビリティを備えたレイヤー1ブロックチェーンです。オブジェクト指向のデータモデルによりトランザクションの並列処理が可能で、Move言語を基盤とした安全かつ柔軟なスマートコントラクト開発環境を提供しています。SUIは、ネットワークのセキュリティを支えるステーキングや、ガバナンス投票、トランザクション手数料の支払いなどに使用できます。
bitbankでは、Web2とWeb3を滑らかにつなぐ新しいユーザー体験や、将来の分散型アプリケーション基盤としての可能性に注目し、より多くの方に知っていただきたいという思いで選定を行いました。
スイ(SUI)の取扱開始決定!
— ビットバンク Bitbank, inc. (@bitbank_inc) August 8, 2025
【2025年8月14日】より取扱開始
取引手数料無料キャンペーンも同日より開催
The new crypto assets Sui (SUI) will be listed on August 14. The “Zero Trading Fee Campaign” will also start on the same date.https://t.co/FJxBIpRtIy
参考:ビットバンク
画像:iStocks/Ninja-Studio