5G対応IoT半導体開発Sequans、ビットコイントレジャリー戦略に向け384Mドル調達へ

シークアンスが約559億円調達へ

5G/4G対応のIoT半導体を開発・提供するシークアンス・コミュニケーションズ(Sequans Communications:以下シークアンス)が、ビットコイン(BTC)トレジャリー(財務資産)戦略の開始に向けて、資金調達を実施予定であると6月23日に発表した。

今回シークアンスは私募を通じて、約1億9,500万ドル(約284億円)相当の株式証券と、1億8,900万ドル(約275億円)の担保付き転換社債を発行・売却することに合意したとのこと。これにより総額約3億8,400万ドル(約559億円)の資金を調達する予定だという。

私募の完了は7月1日頃を予定しているとのこと。これには、6月30日に開催予定の定時および臨時株主総会での承認と、通常のクロージング条件の適用が前提となる。なお債券私募の実施は、株式私募によって1億9,500万ドル以上の総調達が完了していることが条件となっている。

またシークアンスはビットコインの財務管理について、米国を拠点にビットコイン特化の財務管理ソリューションを提供するスワンビットコイン(Swan Bitcoin)との提携を計画しているとのことだ。

今回のビットコイントレジャリー戦略の発表を受け、シークアンス株は23日の市場前取引で14%上昇し、1株あたり2.21ドル(約322円)で取引された。

参考:セクアン
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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