米国初のXRP連動レバレッジ型ETF「XXRP」、TeucriumがNYSEアーカで提供開始

XRP連動レバレッジ型ETFがNYSE Arcaに上場

テウクリウム(Teucrium)による暗号資産(仮想通貨)エックスアールピー(XRP)に連動したレバレッジ型ETF(上場投資信託)「XXRP(Teucrium 2x Long Daily XRP ETF)」が、米シカゴの証券取引所「NYSEアーカ(NYSE Arca)」で4月7日より提供開始された。テウクリウムが同日に発表した。XRP連動のレバレッジ型ETFの上場は米国で初となる。

「XXRP」は、XRPの価格変動に対して1日のリターンを2倍にすることを目指して設計されている。具体的には、手数料および諸経費を控除する前の1日あたりのXRP価格パフォーマンスの2倍に相当する日次の投資結果を追求している。なおテウクリウムによる「XXRP」の運用管理手数料は、年率1.85%に設定されている。

メディア「ブルームバーグ(Bloomberg)」のアナリストであるエリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏はXの投稿で、「新しい資産の最初のETFがレバレッジ型というのは非常に珍しい(おそらく初めて)ことだ。XRP現物ETFはまだ承認されていないが、承認される見込みはかなり高いと私たちは見ている」と4月8日にコメントした。

なお、これまでに「XRP現物ETF」に関する登録届出書を米証券取引委員会(SEC)に提出している資産運用会社には、米国拠点のフランクリンテンプルトン(Franklin Templeton)、グレースケール(Grayscale)、ウィズダムツリー(WisdomTree)、カナリー(Canary)、ビットワイズ(Bitwise)、およびスイス拠点の21シェアーズ(21Shares)などがある。

参考:XXRP
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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