ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBTC」、DTCCリストから削除

DTCCから現物ビットコインETFの掲載消える

10月24日のビットコイン(BTC)価格上昇の一因になったと思われる、現物ビットコインETF(上場投資信託)が米証券保管振替機関(DTCC)に掲載された件について、同ETFがDTCCのウェブサイトから削除された。

掲載されていたETFは投資大手ブラックロック(BlackRock)が米証券取引委員会(SEC)に申請中の「アイシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust)」。ティッカーシンボル「IBTC」としてDTCCのウェブサイトにあるETF一覧に掲載されていた。

この件の第一報をX(旧ツイッター)にて投稿したブルームバーグのアナリスト、エリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏はETFが削除されたことについて、SECから掲載を待つよう指示があったのではないかと推測をしている。

BTC価格は昨日24日、2022年5月以来となる35,198ドルを付けた。記事執筆時点において同価格は34,194ドルとなっている(10/25 7:00コインマーケットキャップ調べ)。

現在、ブラックロックをはじめとした数社が米国でビットコイン現物ETFを申請中だ。先週ブラックロックの現物ビットコインETFがSECから承認されたという誤報があり、その際にもBTC価格は急騰していた。

※2023.10.25追記

その後DTCCのリストにブラックロックの「IBTC」が再掲載されました。詳細はこちらの記事でご確認ください。

「ブラックロックの現物ビットコインETFがDTCCに再掲載、追加していたのは8月」

関連ニュース

参考:DTCC
デザイン:一本寿和
images:Reuters

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した