【取材】NFTマーケットプレイス「tofuNFT」、オアシス(OAS)のレイヤー1と2に対応

tofuNFT、Oasysのレイヤー1と2に対応

NFTマーケットプレイス「tofuNFT」が、ゲーム特化ブロックチェーン・オアシス(Oasys)のレイヤー1(Hub-Layer)およびレイヤー2(Verse)に対応完了したことを12月23日に発表した。

ちなみに両社は10月に戦略的パートナーシップを締結していた。その際、tofuNFTがオアシスのVerseに対応していくことを「あたらしい経済」の取材で明かしていた。 

オアシスのアーキテクチャはHub-Layerと呼ばれるパブリックチェーンのレイヤー1と、Verseと呼ばれる複数のレイヤー2の二層構造で構成されている。そして個々のゲームはレイヤー2上で展開される。

「tofuNFT」は、レイヤー2のMCH Verse、TCG Verse、HOME Verseに対応したとのこと。 

各Verseはそれぞれの独立したエコシステムを持っているため、すべてのVerseにtofuNFTが対応することで、オアシス上のゲームユーザーはよりシームレスにNFTを取引することが可能になるという。なお各Verseの基軸通貨は、ネイティブトークン「OAS」となっている。

「tofuNFT」のCo-founderである沼崎悠氏は「tofuNFTでのOasysの取引を行う際の基軸通貨であるOASがCEXに上場し、tofuNFTはOasysならびにOasys傘下の全Verseに対応できたことを非常に嬉しく思います。Oasys、MCH verse、TCG verse、HOME verseが日本の、世界のブロックチェーンゲームのシーンを切り開くことを確信しております。そして、そのスタートをtofuNFTが一緒に迎えられて嬉しいと共に身の引き締まる思いです」とコメントしている。

「tofuNFT」は、30以上のEVM互換チェーンに対応するマルチチェーンNFTマーケットプレイスだ。そして取引量の殆どはブロックチェーンゲーム、GameFiで構成されているという。

tofuNFTの沼崎悠氏へ取材

あたらしい経済編集部は、tofuNFTのCo-Founderの沼崎悠氏へ取材を行った。

−−OasysのVerseレイヤーを通し、初めてGame NFTを手にしたユーザーに対して、tofuNFTはどんなUXを考えているのでしょうか?

今回対応したtofuNFTはマルチチェーンNFTマーケットプレイスとして一般的な機能を提供するインフラに近い立ち位置になるものと考えています。

なので、初めてGame NFTに触れるとっては未体験だと思いますが、他のパブリックチェーンでも同じように使われるUXを提供するので、ブロックチェーンの世界に入ってくる入口になればと考えています。 今回のものとは別に各ゲーム自体とホワイトラベルという形でNFTマーケットプレイスを作り込んでいく事を想定しているので、こちらの方ではより初めてでの方でも売買しやすい体験を提供していきます。

−−また2023年前半のNFTに関するトレンドの見立てを説明してもらえますか?

NFT全体としての出来高はジリジリ下がっていく一方で、NFT-Fiの領域や、NFTマーケットプレイス自体はかなり激しい競争になることが予想されます。

2023年の前半まではM2Eを含めたX2Eが引き続き増えていき、第二のSTEPNを模索する流れが続くと思います。ゲームは後半に向けて仕込んでいく所が増えるのでは無いでしょうか。

参考:tofuNFT

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した