NFTのAMLソリューション提供目指し、ハッシュポートと英エリプティックが提携

ハッシュポートと英エリプティックが提携

ブロックチェーン分野のコンサルティングとシステム開発を行う株式会社HashPort(ハッシュポート)が、暗号資産(仮想通貨)のマネーロンダリング対策ソリューションを提供する英エリプティックエンタープライズ(Elliptic Enterprises Limited.)と業務提携したことを7月14日発表した。

この提携により両社はNFT分野のアンチマネーロンダリング(AML)ソリューションを共同で研究する予定とのことだ。今後は変化する規制環境に対応したうえで、NFT事業者の法的リスクを軽減して安定した形でサービスを展開できるソリューションを提供する予定であるとしている。

エリプティックのCEOであるシモーネ・メイニ(Simone Maini)氏は「エリプティックはNFT市場の健全性を維持するためにAML対策は必須事項だと考え、同時に企業間の協業が重要であると認識しております。今回、HashPort社との提携によって、NFT領域におけるAML対策の枠組みを検証し、事業者へ安全なビジネス基盤を提供できることを期待しています(一部略)」とリリースにてコメントしている。

また株式会社HashPort代表取締役で株式会社Hashpalette(ハッシュパレット)代表取締役でもある吉田世博氏はリリースにて「エリプティック社は、世界最大の暗号資産アンチマネーロンダリング(AML)事業者の一つであり、150社以上の金融機関・事業会社に利用されております。

FATFのガイダンスや日本暗号資産交換業協会のガイドラインでも指摘されている通り、NFT市場の広がりと共に、NFTのAMLの重要性が高まっております。HashPort及びNFT子会社であるHashpaletteは、NFT領域に参画する企業様に対し、安定した基盤を提供することを目指しております。この度のエリプティック社との提携を通して、安全で持続可能なサービスを提供し、業界の健全化をリードしていく所存です」とコメントしている。

関連ニュース

台湾のブロックチェーンセキュリティ企業CoolBitX(クールビックス)とイギリスの暗号資産取引の解析企業Elliptic(エリプティック)が提携 https://www.neweconomy.jp/posts/61174

参考:PRタイムス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる