元ソニー会長の出井伸之氏がソラミツ顧問に就任

元ソニー会長の出井伸之氏がソラミツ顧問に就任

国内ブロックチェーン企業であるソラミツ株式会社が、元ソニー会長でクオンタムリープ株式会社の代表取締役会長兼ファウンダーである出井伸之(いでいのぶゆき)氏を今春より顧問に迎えたことを4月19日発表した。

ソラミツは現在The Linux Foundationが管理するオープンソースのブロックチェーン「ハイパーレジャーいろは」を開発した企業だ。ソラミツは2020年10月に「ハイパーレジャーいろは」を基盤にカンボジア国立銀行と世界初の中央銀行デジタル通貨「バコン」を共同開発し正式運用を行っている。またこのブロックチェーンは福島県会津若松市の会津大学にて正式運用している日本初のデジタル地域通貨「白虎」のシステム基盤にも採用されている。

出井氏はリリースにて「ソラミツは、ブロックチェーンの処理速度や処理性能を大幅に向上し、電力を消費する、プライバシーがない、スケーラビリティに限界があるなどの従来のブロックチェーンの課題を次々と解決し、世界の政府·金融機関·企業などに幅広く採用されています。 今まさに世界中の中央銀行では、デジタル通貨の検討が進められており、

様々な企業においてもブロックチェーンの社会実装が進められています。ブロックチェーンは、今後の社会のデジタル化において根底から構造を変えるポテンシャルを持っており、Web3.0と呼ばれる新しいトラストを実現したインターネットの進化に寄与する重要な技術であると言われております。

ソラミツは、ブロックチェーンを活用し、世界中の金融包摂やSDGsなど様々な社会課題の解決に向けて活動を開始しています。私はこれらの活動を全面的にサポートしていきたいと考えております。ソラミツをどうぞ宜しくお願い致します(冒頭一部略)」とコメントしている。

ソラミツの代表取締役社長である宮沢和正氏は「今回、出井さんにソラミツに正式に参加していただくことで、グローバルなネットワーク、プロダクト·デザインやマーケティングなどの豊富な知見、豊富な事業運営経験を活用させて頂き、ソラミツのブロックチェーン技術を活用して様々な産業にイノベーションを起こし、社会課題を解決していきたいと思います(一部略)」とリリースにてコメントしている。

(images:iStock/pavelns

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あたらしい経済 編集部

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