シンガポール政府支援の投資会社テマセク子会社発行の債券をトークン化

シンガポール政府支援の投資会社テマセク子会社発行の債券をトークン化

シンガポールを拠点とする証券トークン化プラットフォームであるアイストックス(iSTOX)が、投資商品を開発するシンガポールの企業アザレア(Azalea)の発行したプライベートエクイティー債券アストレアシックス(AstreaVI)をトークン化したことを3月22日に発表した。

アザレアはシンガポール政府の所有する投資会社テマセク(Temasek)の子会社であるため、アイストックスは間接的に政府が支援するプライベートエクイティー債券をトークン化したことになる。

今回トークン化された債券はアストレアシックスのクラスA-2およびクラスBとなっており、トークン化を行うことで、最小投資単位を減少させることに成功したとのこと。具体的にはクラスBの最低投資額が2,200万円(200,000ドル)から220万円(20,000ドル)へと減少し、クラスA-2の最低投資額も540万円(50,000ドル)から220万円(20,000ドル)へ減少した。最低投資額が削減されたことで、より多くの投資家がアイストックスの取引所でトークンを取引できるようになったとのことだ。

アイストックスのCCOであるチュー・オイ・イー(Choo Oi Yee)氏は「アイストックス社は、アザレア社と同様に、プライベートマーケットの民主化を目指し、プライベートエクイティをはじめとするプライベートアセットクラスの利益が、より多くの小口投資家に平等に行き渡るようにすることを目指しています」と述べている。

参考:iSTOX 

(images:iStocks/Who_I_am)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【5/7話題】ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、JPYCが電算システムから資金調達など

ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、暗号資産取引の提供で、米コインベースが集団訴訟に直面、未登録証券の販売と無認可ブローカー運営の指摘で、日本円ステーブルコイン「JPYC」、J-KISSで電算システムから資金調達、ビットコイン開発者にエドワード・スノーデンが警鐘鳴らす、プライバシー強化は急務、米ブロック、ビットコイン製品の粗利10%で毎月BTC購入へ、ムーンペイ、ペイパルアカウントで暗号資産の購入が可能に。米ユーザー向け、アーベ(AAVE)、v4開発に向け温度感チェック実施へ、アニモカがビットコインベースのプロジェクト展開へ、分散型プロトコル「OPAL」上で