バイナンス韓国(Binance KR)がサービス終了へ

バイナンス韓国(Binance KR)がサービス終了へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が韓国でサービスを展開しているバイナンスコリア(Binance KR)が、2021年1月をもってサービスを終了することを12月24日に発表した。

バイナンスコリアは今年4月にオープンした取引所であり、サービス終了はオープンからわずか8か月となる。

バイナンスコリアはサービス終了について、同取引所においての暗号資産の取引量が少なくユーザーに十分な流動性とサービスを提供できないとその理由を説明している。

なおバイナンスコリアのサービスは今月から順次終了していく予定であり、すでにユーザーの新規登録および韓国ウォンや暗号資産の入金は終了している。さらに1月8日にはバイナンスコリア上での取引サービスを終了し、1月29日にバイナンスコリアからの出金を終了する予定とのことだ。

編集部のコメント

韓国では今年3月に暗号資産交換業に関する新たな法律が可決され、来年の3月から韓国の取引所は他の取引所との注文帳の共有ができなくなります。バイナンスコリアはその母体であるバイナンスと注文帳を共有することによって流動性を高めているため、この法律の施行が流動性の低下を引き起こすと考えられます。バイナンスコリアはサービス終了の原因としてこの法律を明示しているわけではありませんが、少なからずこの法律が原因のひとつとして存在していると考えられます。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/stockdevil・antoniokhr)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる