アンカレッジデジタルとセキュリタイズが提携、ステーブルコインの直接発行・償還に対応

米連邦認可銀行が発行・保管・精算を担う

米暗号資産(仮想通貨)企業アンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)が、トークン化プラットフォームを運営するセキュリタイズ(Securitize)との提携を10月20日(米国時間)に発表した。

今回の提携により、セキュリタイズは米連邦認可銀行アンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank, N.A.)が発行するステーブルコインについて、仲介業者を介さず、同行との間で発行・償還の手続きを直接行えるという。

同行はカストディ(資産保管)と精算も担う。発行から償還までを同じ銀行が扱うことで、トークン化証券の取引で使う米ドル側にも、証券側と同様の取引相手や資産保管に関する基準を適用する狙いがあるという。

セキュリタイズは、ファンドなどの金融資産をブロックチェーン上のトークンとして発行・管理するための基盤を提供する企業だ。ブラックロック(BlackRock)やアポロ(Apollo)など、大手資産運用会社のファンドのトークン化を支援している。

アンカレッジ・デジタル・バンクのステーブルコイン発行事業には、エセナラボ(Ethena Labs)と連携する「USDtb」や、テザー(Tether)と開発した米国市場向けの「USAT」が含まれる。

またUSDtbの準備資産には、セキュリタイズがトークン化を手がけたブラックロックのファンド「BUIDL」が利用されている。

エセナラボとセキュリタイズは2025年6月18日、適格なユーザーがBUIDLからUSDtbへ24時間365日交換できる仕組みを発表していた。両社は以前から、トークン化ファンドとステーブルコインを接続する取り組みを進めてきた。

USATは、米国のステーブルコイン規制法「ジーニアス法(GENIUS Act)」の枠組みでの運用を前提に設計された米ドル連動型ステーブルコインだ。テザーは2026年1月27日に同コインの正式ローンチを発表している。

なおアンカレッジ・デジタルは2025年12月15日、セキュリタイズから登録投資顧問(RIA)向け資産管理事業「セキュリタイズ・フォー・アドバイザーズ(Securitize For Advisors:SFA)」を取得したと発表している。セキュリタイズは当時、現実資産(RWA)のトークン化基盤の構築に注力するための事業譲渡と説明していた。

参考:アンカレッジ・デジタル
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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