リップルとドライブウェルスが提携、証券取引基盤にRLUSD決済など導入へ

RippleとDriveWealthが提携

米リップル(Ripple)と証券取引基盤提供のドライブウェルス(DriveWealth)が、ステーブルコインによる精算やデジタル資産の保管機能の導入に向けて提携したと10月14日に発表した。

ドライブウェルスは、フィンテック企業やデジタルウォレット事業者、金融機関など、世界100社以上のパートナーに米国市場へのアクセスを提供している。今回の提携により、同社は証券取引を支える資金移動や精算、資産保管の仕組みに、リップルのデジタル資産関連機能を導入する方針だ。

ステーブルコインによる精算では、XRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)上の米ドル連動ステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」と、リップルが提供するRLUSDの発行・焼却機能が活用されるとのこと。ドライブウェルスは欧州での精算対応に向けて統合作業を進めており、将来的には米国への拡大を計画しているという。

また、ドライブウェルスは企業向け決済ソリューション「リップル・ペイメンツ(Ripple Payments)」の統合を進めており、海外のパートナー企業からの資金受け入れを効率化する方針だ。デジタル資産のカストディについても、欧州での対応に向けてリップルと協力しており、将来的にはほかの市場へ拡大する計画だ。

さらに、株式関連のファイナンス分野では、両社が機関投資家向けプライムブローカレッジ基盤「リップル・プライム(Ripple Prime)」のデルタワン(Delta One)事業を通じた協業機会を探っているという。

デルタワン事業では、米国上場株式、株価指数、デジタル資産を対象とするトータルリターンスワップ(Total Return Swap:TRS)の取引に対応している。リップルは8月27日、同事業の開始を発表した。TRSは、原資産を直接保有することなく、その価格変動や配当などを含む総収益に連動した経済的なエクスポージャーを得られる金融取引だ。

今回の提携の背景には、証券取引と国際送金の処理時間の違いがある。両社によると、米国株の受け渡しが取引翌営業日の「T+1」で行われる一方、国境を越えた米ドル送金にはそれ以上の時間がかかる場合があるという。

ドライブウェルスはすでに週5日・24時間の取引に対応している。同社は今回の提携を通じて、銀行送金の受付時間に左右されにくい担保口座への入金や資金管理の仕組みを整える方針だ。

参考:発表
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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