クラーケン親会社ペイワード、デジタル銀行SGBと提携。機関向け米ドル精算を24時間365日対応に

当初は一部顧客の米ドル取引が対象

海外暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)の親会社ペイワード(Payward)が、シンガポール・ガルフ銀行(Singapore Gulf Bank:SGB)との提携を10月5日に発表した。ペイワードは機関顧客向けに、24時間365日の即時精算を可能にする。

今回の提携でペイワードは、SGBの複数通貨に対応するリアルタイム清算ネットワーク「SGB Net」を通じた入金・精算に対応した。アジアと湾岸地域の両社の機関顧客は、同ネットワークを通じて即時精算を行えるという。

当初は一部顧客の米ドル取引を対象とし、今後は利用できる顧客と通貨を拡大する予定とのこと。提供対象は一部の国・地域に限定されるという。

SGBの顧客は、時間帯を問わずペイワードへ入金し、その資金をすぐに利用できるとのことだ。両社は、銀行と取引プラットフォーム間の精算には従来数日を要し、締め切り時刻の制約もあったと説明している。

またSGBは、ペイワードの機関向けプライムブローカレッジサービス「クラーケン・プライム(Kraken Prime)」を、デジタル資産関連サービスの新たな流動性供給源として利用する。今後数カ月で、顧客向け取引の価格設定にペイワードの市場を活用する予定だ。

ペイワードは、今回の提携を資金移動基盤「ペイワード・バンキング(Payward Banking)」の強化の一環と位置づけている。同社は今後も認可を受けた銀行との連携を増やし、顧客に提供する銀行サービスを拡充していく方針だ。

なおSGBは、バーレーン中央銀行の認可・監督下で事業を行うデジタル銀行だ。シンガポールの投資会社ワンポア・グループ(Whampoa Group)と、バーレーンの政府系ファンドであるムムタラカト(Mumtalakat)の支援を受けている。SGBは2025年にSGB Netを立ち上げている。

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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