テザー、対イラン制裁関連のUSDT約5.5億ドル凍結を報告

米当局との連携による2026年の対応実績を公表

米ドル建てステーブルコイン「USDT」を発行するテザー(Tether)が、2026年において、イラン関連のUSDT約5億5,000万ドル(約866億円)の凍結に協力したと9月28日に発表した。

同社によると凍結対象は、米当局がイラン中央銀行やイランの制裁回避に関わるネットワークとの関係を特定したウォレットだ。

テザーは4月23日、2つのアドレスにある3億4,400万ドル(約542億円)超のUSDTの凍結に協力したと発表していた。この措置は、米財務省外国資産管理局(OFAC)や米法執行機関から提供された情報に基づくものだ。OFACは翌24日、両アドレスをイラン中央銀行の制裁対象情報に追加した。

また7月には、トロン(TRON)上の4つのウォレットで1億3,000万ドル(約205億円)超のUSDTが凍結されたという。米財務省がイラン中央銀行の制裁対象情報に4つのアドレスを追加したことに伴う対応だ。

なお同社はリリースにて2026年の凍結総額を約5億5,000万ドル(約866億円)と伝えている。しかし、記載された個別の金額だけでは総額の内訳を確認できない。

今回の発表の背景には、米財務省による対イラン制裁の強化がある。同省は8月24日、イラン政権やイスラム革命防衛隊(IRGC)を支える資金網の遮断を目的とした「オペレーション・エコノミック・アウトキャスト(Operation Economic Outcast)」を開始した。同省はこの取り組みで、暗号資産(仮想通貨)などのデジタル資産を含む5分野を制裁強化の対象としている

テザーは、法執行機関からの情報をもとに、対象ウォレットのUSDTの移転を制限することで凍結に対応している。同社によると、現在は67カ国の340超の法執行機関と協力しているとのことだ。

参考:テザー
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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