ソラナ新コンセンサス「Alpenglow」がdevnetで稼働、メインネット移行に向け観察期間へ

ソラナ「Alpenglow」がdevnetで稼働

レイヤー1ブロックチェーン「ソラナ(Solana)」の次期コンセンサスアップグレード「アルペングロー(Alpenglow)」が、開発者向けネットワーク「devnet」で稼働を開始した。ソラナの主要クライアントソフトウェア「アガベ(Agave)」を開発するアンザ(Anza)が9月26日に発表した。

アルペングローはdevnetに先立ち、テストネット(testnet)でも有効化されている。ソラナ財団(Solana Foundation)のアップグレードページでもアルペングローがtestnetとdevnetで「Active(有効)」、実際の取引などが行われる本番環境のメインネットでは「Not activated(未有効)」となっていることが確認できる。

アンザによると、アルペングローへの移行はスロット504,148,999で完了し、アルペングローのジェネシスブロックが形成されたという。これに伴い、従来のコンセンサス「タワーBFT(TowerBFT)」からアルペングローへ切り替わったとのこと。

アンザは、今回のdevnetへの移行後をメインネットベータ(mainnet-beta)への移行に向けた観察期間としている。同社はアプリ開発者に対し、この期間中にプログラムや統合機能をテストするよう呼びかけている。

アルペングローは、ソラナで現在利用されているタワーBFTを全面的に置き換えるアップグレードだ。コンセンサスとは、バリデーターがどのブロックを正しいものとして採用し、最終確定するかについて合意するための仕組みを指す。

アルペングローでは、新たな投票プロトコル「ヴォーター(Votor)」が導入される。現在のタワーBFTでは、バリデーターがトランザクションとして投票を送り、十分な投票が32スロットにわたって積み重なることでブロックがファイナライズされる。一方ヴォーターでは、バリデーター間で投票を直接やり取りし、複数の投票を証明書に集約する。これにより、1回または2回の投票ラウンドでブロックをファイナライズする。

ソラナ財団によると、アルペングローによってブロックに記録された取引が覆らない状態として最終確定するまでの時間「ファイナリティ」を、現在の約12.8秒から約150ミリ秒まで短縮することを目指している。ただし約150ミリ秒は固定された値ではなく、ネットワークの通信状況やバリデーターのステーク分布、必要な投票ラウンド数などによって変動する。

ファイナリティが短縮されれば、取引の確定を待って次の処理を行うサービスの待ち時間も短縮できる。ソラナ財団は、1秒未満のファイナリティによって、店頭決済などで取引の確定をほぼ瞬時に確認できるようになると説明している。

参考:専用ページ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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