韓国KB国民銀行、JPモルガン「Kinexys」活用の企業向け国際決済を8月開始へ

韓国の金融機関として初のキネクシス活用事例に

韓国大手のKB国民銀行が、JPモルガンのブロックチェーンプラットフォーム「キネクシス(Kinexys)」を活用した輸出入企業向け国際決済サービスを8月に開始する。韓国の「聯合ニュース」が7月26日、KB国民銀行の発表として報じた。

報道によると同サービスは、KB国民銀行はJPモルガンが締結した覚書(MOU)に基づくもの。キネクシスのブロックチェーン決済ネットワークを輸出入企業の決済に活用する。韓国の金融会社が同ネットワークを輸出入企業向け決済に利用するのは初の事例となる。

サービスは韓国国内の営業店およびシンガポール支店を通じて提供される予定だ。送金対象国は、韓国、米国、シンガポール、サウジアラビア、インド、タイ、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、南アフリカの計10カ国。当初は米ドル建て送金を扱う。

キネクシスはJPモルガンによるブロックチェーンのプラットフォームおよび事業部門の名称だ。キネクシスでは、プログラマブル決済や資産のトークン化、機関向けのほぼリアルタイムな決済機能などを提供している。また、既存のSWIFT決済網と連携した送金・為替決済に対応し、24時間365日、ほぼリアルタイムの国際決済や資金移動を自動化できるという。

KB金融グループでは、傘下のKB国民カードが今年3月、ブロックチェーン「アバランチ(Avalanche)」を活用したハイブリッド型ステーブルコイン決済モデルの構築を発表している。

また、韓国の決済サービス事業者NHN KCPも4月、アバランチ開発元のアバラボ(Ava Labs)と、ブロックチェーン基盤の決済インフラおよびステーブルコイン決済システムの構築に向けた覚書(MOU)を締結した。両社は7月23日、アバランチ基盤の決済特化型メインネットを用いたステーブルコイン決済やオンチェーン清算、海外送金のデモも実施している。

韓国では、大手銀行やカード会社、決済事業者によるブロックチェーン技術を決済インフラへ活用する取り組みが相次いでおり、実用化に向けた動きが進んでいる。

参考:報道 
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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