バックパック、ロビンフッド株トークン「HOOD」をソラナで提供開始

ロビンフッド株と1対1で相互変換可能

暗号資産(仮想通貨)取引所「バックパック・エクスチェンジ(Backpack Exchange)」を展開するバックパック(Backpack)が、同社の証券プラットフォーム「バックパック・セキュリティーズ(Backpack Securities)」が発行するロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)の株式トークン「HOOD」を、ソラナ(Solana)上で提供開始したと7月16日に発表した。

現在パブリックベータとして提供されているバックパック・セキュリティーズは、適格ユーザーが米国株やETF(上場投資信託)に関する証券権利を保有し、対象銘柄をトークン化できる証券プラットフォームだ。同プラットフォームの証券基盤は、現金配当や株式分割、合併などのコーポレートアクションに対応している。ただし、現金配当の入金やコーポレートアクションの残高への反映は現在も開発中で、まだ利用できない。また、対象となる証券権利とトークン化証券を相互に変換できるとのこと。

今回上場したHOODは、ロビンフッド・マーケッツのクラスA普通株式を裏付け資産とするトークン化証券だ。HOODはソラナ上で24時間365日取引でき、原資産となるロビンフッド株式はナスダック(Nasdaq)で取引される。両者はバックパック・エクスチェンジを通じて1対1で相互変換できるとのこと。

適格ユーザーはHOODをバックパック・エクスチェンジへ入庫することで、バックパック・セキュリティーズで保有されるロビンフッド株式の証券権利へ変換できる。反対に、同サービスで保有する証券権利を出庫し、ソラナ上のHOODへ変換することも可能だ。外部証券会社への移管にも対応する計画だが、同機能は現在も開発中で、まだ利用できない。

なおHOODはバックパックが今年6月に提携を発表したサンライズ(Sunrise)を通じてソラナ上で提供された。サンライズは、暗号資産やトークン化株式などをソラナ上の単一の正規版トークンとして展開するためのインフラだ。正規版トークンの発行設定や流動性の構築、ウォレットや分散型取引所(DEX)、アグリゲーターへの配信を調整する。

一方、HOODの発行とトークン化、実際の証券権利との相互変換はバックパック・セキュリティーズが担う。裏付けとなる株式は、同社を通じた証券インフラ内で保管される。サンライズはHOODをソラナ上で流通させるための市場整備を担い、ソラナ対応のウォレットやDEXなどで利用・取引できる環境を構築した。

バックパックは今年6月、同社のトークン化証券事業を「実際の証券権利の保有(Real Ownership)」、「トークン化によるブロックチェーンネイティブな流通(Tokenization)」、「統合資本(Unified Capital)」の3層から構成される金融基盤と位置付けていた。同社は、伝統的な証券権利とトークン化証券を相互に変換できる仕組みにより、従来の証券市場とオンチェーン金融を接続することを目指している。

なお、バックパック・セキュリティーズは、米国、英国、アラブ首長国連邦、日本では提供されておらず、バックパックEU(Backpack EU)でも利用できない。

画像:PIXTA

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事