予測市場カルシ、シリーズFで1Bドル調達。評価額22Bドルに

Kalshiの評価額が約3.5兆円に

米大手予測市場プラットフォーム運営のカルシ(Kalshi)が、シリーズFラウンドで10億ドル(約1,570億円)を調達したと5月7日に発表した。同社の企業評価額は220億ドル(約3.5兆円)に達したとのこと。

このラウンドは米投資会社コーチュー・マネジメント(Coatue Management)が主導し、セコイアキャピタル(Sequoia Capital)、アンドリーセンホロウィッツ(Andreessen Horowitz)、IVP(Institutional Venture Partners)、パラダイム(Paradigm)、モルガンスタンレー(Morgan Stanley)、アークインベスト(ARK Invest)が参加したとのこと。

カルシは、調達した資金をヘッジファンドや資産運用会社、自己勘定取引会社、保険会社などへの導入拡大に充てる方針だという。また、同社は最近提供開始したブロック取引機能に加え、今後投入予定のリスク関連商品や機関投資家向けのブローカー連携も拡充する予定とのこと。なおブロック取引機能とは、一定規模以上の大口注文について通常の公開注文板ではなく、取引相手や価格、数量などの条件を個別に調整し、取引所のルールに従って成立させる仕組みを指す。

同社によると、過去6カ月で同プラットフォーム上の機関投資家による取引高は800%増加したという。年率換算の取引高は520億ドル(約8.1兆円)から1,780億ドル(約27.9兆円)へ拡大し、3倍超になったとのこと。また、同社は米国の予測市場活動の90%超、世界全体の取引量の過半を占めるという。

なお、カルシは2025年6月に実施したシリーズCで1億8,500万ドル(当時約268億)を調達し、評価額は20億ドル(当時約3,189億円)となった。その後、同年10月のシリーズDでは3億ドル(当時約456億円)を調達し、評価額は50億ドル(当時約7,971億円)に上昇。さらに、同年12月のシリーズEでは10億ドル(当時約1,570億円)を調達し、評価額は110億ドル(当時約1.7兆円)に達していた。

参考:カルシ
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

SBIグローバルAM・スターテイルら、「JPYSC」活用見据えたトークン化日本株ファンドの決済・分配PoC開始

SBIグローバルアセットマネジメント、RWA(現実資産)トークン化・取引プラットフォームのデジフト(DigiFT)、ブロックチェーンインフラを開発するスターテイルグループ(Startale Group)の3社が、円建てステーブルコイン「JPYSC」の将来的な活用を見据え、トークン化された日本株ファンドの申込決済と分配金支払いに関する概念実証(PoC)を開始すると7月15日に発表した

SBIグローバルAMとDigiFT、日本株ファンド戦略のトークン「JX」をソラナで提供開始

SBIグローバルアセットマネジメント(SBI Global Asset Management)と、シンガポールのデジタル資産取引所デジフト(DigiFT)が、日本株の高配当戦略へオンチェーンでアクセスできるトークン「SBI日本高配当株式戦略トークン(SBI Japan High Dividend Equity Strategy Token:JX)」の提供開始を7月15日に発表した