米フィラデルフィア連邦準備銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)についての論文を発表

米フィラデルフィア連邦準備銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)についての論文を発表

米フィラデルフィア連邦準備銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)についての論文「Central Bank Digital Currency:Central Banking for All?」を発表した。

この論文では、リテール決済用のCBDCが流通すれば、市中銀行の預金機能は中央銀行の預金機能へ移行するかもしれないと結論づけられている。そして論文では、中央銀行が市中銀行とその他の分野でも競合した場合、市中銀行の預金獲得額は今よりも少なくなると予想されている。

またリテール決済用のCBDCが流通したとしても、中央銀行には長期融資を行う専門知識がないので、投資銀行へ融資業務などを卸売りする可能性があるのではないかと論文に記載されている。

中央銀行が市中銀行のことを意識せずCBDCを発行したならば、現状の金融バランスは確実に崩れるとこの論文では説明されている。

編集部のコメント

この論文では、将来的にCBDCが発行される可能性があり、インターネットによって銀行がリアル店舗を持つことなく通貨の流通を提供できることから、現在のような中央銀行と一般市民の間の急激な分離は終焉を迎える可能性が高いとも記載されています。

日本銀行のことを意識して日々生活をしている人は少ないと思われます。しかしCBDCが発行されたのならば、私たちがお金を中央銀行の預金口座に預けて、利用する日が来るのかもしれません。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

(images:iStock /Elen11・Oleksandr-Hruts)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【10/22の話題】FTXの企業評価額が約2.8兆円へ、ビットコイン先物ETFが米国3例目の承認など(音声ニュース)

FTXが約480億円調達、設立2年で企業評価額は約2.8兆円へ、ヴァルキリーのビットコイン先物ETFが今夜取引開始へ、米国3例目の承認、テキサス州消防士年金基金、ビットコインとイーサに約28億円投資、AP通信とチェインリンク、経済やスポーツデータをブロックチェーンに記録・提供へ、FundsDLTとUBS証券ら、投資ファンド分配モデルの概念実証に成功、米NFT企業キャンディデジタル、ソフトバンクらから約114億円調達。評価額約1,700億円に、クラーケングローバル、KusamaパラチェーンのBifrost(BNC)上場へ、国内アメフト界初のクラブトークン発行「アサヒビールシルバースター」がFiNANCiEで