Secured Finance、ステーブルコイン運用「SFイールド・ボールト」公開

SFイールド・ボールトを公開

スイス拠点の分散型金融(DeFi)のプロトコル開発会社「セキュアードファイナンス(Secured Finance)」が、ステーブルコインを預けるだけでルールに基づく自動運用が実行される新プロダクト「SFイールド・ボールト(SF Yield Vault)」を3月2日に公開した。

SFイールド・ボールトは、イーサリアム(Ethereum)上のDeFi利回りプロトコル「ヤーンファイナンス(Yearn Finance)」の最新ボールト基盤「ヤーンV3(Yearn V3)」を活用して構築されている。ボールト内の資産は、スマートコントラクトにより自動的に運用が実行される。

また同プロダクトは、ポータルサイト「セキュアードファイナンス・ボールツ(Secured Finance Vaults)」上で提供される。ユーザーは対象となるステーブルコインをボールトに預け入れることで、あらかじめ定められた運用ルールに基づく自動運用を受けられる仕組みだ。

第1弾として、日本円建てステーブルコイン「JPYC」に対応する「JPYCボールト(JPYC Vault)」を、イーサリアムメインネット上で開始したという。JPYCボールトにJPYCを預け入れると、ボールトの持分を表すトークン「yvJPYC」が受け取れる。

yvJPYCはブロックチェーン上で保有・移転が可能なトークンであり、運用の成果はその持分価値に反映される。出金時の受取額は保有するyvJPYCの数量に応じて決定される。

さらにJPYCボールトでは「セキュアードファイナンスJPYCレンダー(Secured Finance JPYC Lender)」を同時公開している。同戦略では、預け入れられたJPYCを同社の固定金利レンディングプロトコルを通じて自動的に貸し出し、金利収益の獲得を目指すことができる。

同社は今後、JPYCに加え円建ておよびドル建てステーブルコインへの対応拡大や、複数ブロックチェーンへの展開を段階的に進めるとしている。また、金利ストラクチャリングをオンチェーンのルールとして実装する運用戦略の拡充や、トークン化国債やマネー・マーケット・ファンド(MMF)を活用した戦略の検討なども進める方針だ。

画像:iStocks/StationaryTraveller・iam2mai

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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